恐らく窓のサッシにいたオガサワラヤモリが、嫁さんが窓を開けた拍子に頭に落ちてきた。
「ぎゃああああああ」
オガサワラヤモリを捕まえると、シッポを自切。切り離されたシッポのあまりの見事な動きっぷりに感心しているうちに本体はまんまと逃走。切り離された尾が動いていた、なんて程度のものではなく、のたうち回り、回転し、立ち上がりかけ(!)、大したものである。しかも5分近く動き続けた。20mくらい逃げて行った嫁さんに、「そのようなことでこれから何が出来ようぞ。」と指導。「これが本当の”トカゲのしっぽ切り”だ。よく見ておくように」とも。
このままこのシッポを片付け忘れ、食卓に置き忘れてしまって。
ほどなくして、また嫁さんの「ぎゃああああああああ」という叫びが響き渡った。