Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

フクロムササビは居た

フクロムササビ

一人オールナイト動物探しの続き。50m離れた樹上でもはっきりそれとわかる、他の有袋類を圧倒するフクロムササビの目の反射(画面中央)。まるでLED球だ。


普通の有袋類であればこの撮影方法であれば目が反射することはないのだけど、フクロムササビ相手ではどうしようもない。フクロムササビは学術調査でないと入れない保護区でしか観察したことがなかったが、ここは誰でも入れる公有地であり国立公園でさえない。ここでフクロムササビを確認したのはこの先大きい。


通称グレムリン。フクロムササビについては以前書いた

 フクロムササビ特集

もどうぞ。



なお同じ場所では面白いフクロギツネが。彼らは熱帯雨林に見られるCoppery型と、乾燥林に見られる灰色型があるが、この個体はハイブリッド風に見える。


たしかに、熱帯雨林を裏山に控えた乾燥林という環境なので両タイプの親が境界線付近で出会い、ハイブリッドが産まれるかもしれない。フクロムササビとハイブリッドフクロギツネを収録↓

なお、オーストラリアは世界のトップ毒蛇25のうち実に20種くらいが暮らす国なので、ガイド無しで安易に夜フィールドに出かけないこと。

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