コゲチャリングテイルポッサムは外見と和名が一致しない例の一つ。昼間の明るいところで剥製を見た大先生は焦げ茶色に見えたのかもしれない。現場、特に夜(本格的な夜行性動物なのだから当然)では真っ黒に見える。
コゲチャリングテイルの別個体。一人だと、カメラを片手で構えながらシャッターを押し、もう片方の手で懐中電灯を持っているという体勢で非常に多忙で疲れる。ヘッドライトはカメラにぶつかるので使えません。画して目が反射してしまう写真が混じる。これを見たら「ああ、こいつは今夜も夜の山中を一人で歩いてるんだな…」と思ってくれて良い。
←オマケで、逃げていくフクロシマリス。
おお、怖っ。オーストラリア大陸ですでに20種類以上の動物を絶滅させたとされる最悪の外来種が国立公園内を徘徊している図。オーストラリアでは飼い猫を外に出すだけで違法で、即駆除されても文句言えない。悪名高いオオヒキガエルは数多くの野生動物を減少させたが、何一つ絶滅させてはいない。そういう視点ではネコはひたすら最悪であり、絶対に屋外に出してはいけない。
分身!!
木から降りたら猫に食い殺されるぞ。
キミドリリングテイルも、もう少しで「何が黄緑なのか?」と言われかねない和名だけど、個体によってはこうして緑色の毛が散見される。単に灰色に見えて、緑に見えない個体も多い。
なおこれらの有袋類は全く同じ場所でわずか13分の間に撮影されたものたち。特に夜間において、プロの地元ネイチャーガイドの力に一般の人々は驚嘆するだろう。
ケアンズの哺乳類も野鳥も全部見る、というツアーをクリスマスイブの夜にアップロードしました。