山道に覆い被さる素敵な蔓の上にカオグロキノボリカンガルー。
見つけた瞬間、「まさか!」とどきっとした。なぜならここはディンツリー川南岸エリアなので、より希少なベネットキノボリカンガルーかと思ったからだ。
ベネットはディンツリー川を分布の南限にしており、川よりも南側では見られないとされる通説には疑問を持っている。あらゆる哺乳類は泳げる。手足なんてほとんど無いように見えるバンディクートでも泳ぐ。ましてやディンツリー川の上流部では川幅も水深もたかがしれており、ベネットキノボリカンガルーが渡りたいと思えば何なく渡ると思われる。
まぁ結局この個体は普通のカオグロキノボリカンガルーだったけどね。絵としてはなかなかバランスがよい。
もぞもぞ動くカオグロキノボリカンガルー。背中が特別黒い個体。それもアレっと思った理由。