Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ノコヘリカブトガメ

ノコヘリカブトガメ

ノコヘリカブトガメ。主に肉食で、あのオオヒキガエルの毒に耐性があり天敵の一種である事でも知られる。飼育環境下でオオヒキガエルだけを四ヶ月間与えられ続けた例もある。


オーストラリア東海岸地方の淡水に暮らすカメで、基本的には上流、山間部で見られる。ノコヘリカブトガメは日本国内ではペットとして希少種。カメに限らないけどオーストラリアは野生動物の輸出を認めていないので、オーストラリアの生き物は海外のペットマーケットで大半の種類が高額となる。


ノコヘリ、とは「鋸縁」のことで特に甲羅の後ろの方が滑らかな曲線ではなくギザギザしているため。この個体はそれ程でもないとおり個体間のばらつきや年齢による変異も激しい。アサートン高原で見られる個体群は図鑑やペット写真で見かけるような明確な茶色と黒の切り返し模様は通常見られず、一様に暗色の甲羅をしている。苔生した甲羅を磨いてあげたらちょっと明るくなるかもしれない。

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