ソトイワトカゲ

イワトカゲ属（Egernia）はほぼオーストラリア固有のグループで約30種類が国内にいる。中には全長70cmを超える、それはもうスキンクじゃないだろという巨大種もいるし（ラミントン国立公園で見かけたが写真は撮れず）全長ならこのソトイワトカゲも40cmくらいはある。動きは遅く、車に踏みつぶされてぺしゃんこになっているのを定期的に見る。車は時速20kmも出してないような森の中を通る道で、どうやってそんなに轢かれるんだというくらい、あっけなく車に轢かれるトカゲである。

なお念の為に書いておくと爬虫類は通常全長での話はあまりしない。尾は自切したりするので計測個体ごとのばらつきが大きく、多くの場合鼻先から尾の付け根までの長さSVL(=Snout to Vent Length＝頭胴長)で表示されるのだけど、全長の方が一般にはなじみ深いので敢えてここでは全長で話をしている。