Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ケアンズ郊外・ジョンストンベンドキャビンの蝶 詳報

既に報告している通り、自宅兼民宿のジョンストンベンドキャビンに蝶の専門家からコンタクトがあり簡単な生息調査を行った。これはその詳報。
ジョンストンベンドキャビンの蝶昆虫採集に出かける中年(私)と初老の男性。子供のまま大きくなってそれを仕事にしているタイプ。よく思い出せばそれは子供の憧れかもしれない。


Lemmon Migrant ウスキシロチョウ

Red-banded jezebel


Orange Bush-brown


Brown_Ringlet

Scalloped Grass-yellow

Evening Brownウスイロコノマチョウ

Blue Tiger
ネット1振りでシジミをダブルキャッチだけでなく、ジャーにも2個体入れるミラクル。


Wide-brand_Grass-dart

Lylle’s Swift
セセリなんて捕まえずにわかるわけがない。

私は蝶ファンではないが、見つけるのはほとんどの場合私の方が早い。これは職業的なスキルもあるけど年齢差が大きい。

野鳥ガイドは20代は勉強であり30代で芽を出し、40代で花開き、50代で身体的衰えとの戦いになり途上国では大半のガイドが引退する。それを考えると定年後から自然観察を始めるのはもう致命的に遅い事になる。

専門家でも過去に一度しか見た事がないという大物Hairy Line-blue。


Hairy Line-blue
ジョンストンベンドにはそれほどの生態系の奥行きがある。そういったものは数本の花や木を植えたり餌台を設置したりするような小手先の措置では到底作り出せない。三年強でジョンストンベンドに植えた木の数は約1200本で、初期に植えた木々が今年まさに花開き実がなり始め格段に戦力が増した。昆虫が豊富でなければそれを餌にする鳥やカエルや爬虫類や哺乳類が豊富にならないし、植物だって受粉も種子分散も十分できない。

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