Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ルアーボートフィッシング

バラマンディ誘われて、有名フィッシングガイドテリーのボートでボートフィッシングに行ってみた。当日は何週間ぶりかの雨、それも大雨!時には100m先が雨で真っ白、見えないというくらいに降った。なんで今日に限って…(後で聞いたら、その日雨が降ったのはその辺りだけだったらしい…)まぁ、私は仕事柄雨には慣れている面もあるしジャケット、ズボン、帽子、全部ゴアテックスで固めていたので実はほとんど濡れていないけど、普通のレインコートとかなら着てても着ていなくても一緒!というくらい1日雨の中だった。
ジョンストン川からボートをおろし、上流へ向かい釣り開始。初めて間もなく岸のえぐれの下から40cm位のバラマンデイがミノーにアタック。それはかからなかったけど少し後に入り直した時にpossumさんがゲット。その暫く後に倒木と崖との間を通したダイビングミノーに写真のバラがかかった。小さいけど。


どんどん上流へ向かっていきながら岸際を撃っていくけど、そのスピードが速い。ルアーが着水したらすぐ大急ぎでリールを巻いて回収しないといけないようなスピードで、アクションも何もあったものじゃない。その早さでもなお水面まで出てくる魚だけ狙っているのかなんなのか、ちょっとあれは何がしたいのかよくわからなかった。
ササゴイやシロハラウミワシを沢山見ながら更に上流へ進み、音を立てて流れる急流の川上へ向かってポッパーを投げていたテリーにジャングルパーチがヒット。やってみろという事で挑戦。二回飛び出したけど、ルアーの横15cm位に。なにしろ白波が立つような流れの上流へ向かってルアーを投げているのでとんでもないスピードで巻かないと動かないのである。なかなか忙しい。

流れの強く、川底まで玉砂利が見えるようなエリアで3匹程相次いで手のひらサイズのスゥーティーグランターを釣る。ターポンも連発。(どれも小さいし、あまりの雨でカメラを取り出したくないのであまり写真がありません)そういえば、テリーはメカ好きらしく私の一眼レフカメラに激しくヒット(笑)とてもいい人です。

このターポンは残念ながらリリースした時には気絶状態だったんだけど、しばらくして
どばーん!ドバーン!
と轟音を立てて、水面に浮いていたそのターポンにサメらしき巨大魚が襲いかかった。水しぶきと何度もの轟音とともにターポンは消滅した。
恐ろしい…。
こんな渓流のような所まで…。
いっぱいいるんだろうね。嗅ぎ付けてやってきた、というにはあまりにも早すぎる。
午前中は奇麗な水だったエリアも雨とともにみるみる茶色く濁り、流れ込みの辺り等は完全にミルクティー色に。テリーも「今日はタフだ、ソーリーだ」と何度もつぶやいていた。「実は朝、本当に今日行くか?」と電話しようと思った」とも言っていた。しょうがないよ、天気は。
それでもpossumさんは午後も何匹かバラを釣り、私は海近くでまぁまぁいいサイズをばらして終わった。ボートからルアー釣りをするのはまだ二回目だし、こんなもんでしょう!
しかし、乾期の間に数回程度しか無いはずの、1日大雨だった日。他に一隻のボートも見かけなかった。

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