Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

バラマンデイ

バラマンデイ出た!岸釣りルアーでのバラマンデイ82cm!
秘境でもなんでもない、多くの釣り人で賑わうケアンズの防波堤からのおかっぱりでルアーでの82cmは結構凄いよ。充実感でいっぱいです!釣り上げた後はまるで英雄のように讃えられました(笑)今日は釣れなかった、みんな釣れてなかった、でも最後に本当にうまくいった。
餌釣りをしていたオージー達が「なんだ、ルアーも持ってくるんだったなぁ」と口々に言ってたのが面白かった。いやいやいやいやいや(笑)



当日は、いろいろルアーをローテーションしながら防波堤を2往復したけどなんのアタリも無い。誰も釣れていない。そうこうしている内に、沢山いた釣り人も帰り始めたのでそういう時でないと投げられない50gある変態迷惑ルアー、トリプルインパクト↑にチェンジ。水面をぼぁっしゃ!!どばぁあ!と引いてくるがもちろん釣れるわけはない。
そんなことは最初から分かっているのである。このルアーは。
10回程投げ、そろそろかな、とルアーをミノーに変更したまさに一投目だった!完全に沈黙していた釣り場で、引いてきたミノーに下から巨大な影が飛びかかった。うそ!?こんなにうまくいっていいのか?
これはでかい!海バラマンデイだ!反転したバラは一気に海底目指して突進する!ロングロッドだからグリップを肘にあてつっかえ棒にして何とか支えられるけど、短い竿なら両手でロッドを支えるのが精一杯で暫くはリールなんか巻けないだろう。かなり締めてあるドラグが音を立てて滑る。いやまだ大丈夫だ、と親指で更にブレーキを加える。それでも海底へ突っ込む。そして隙を見て少しだけハンドルを巻いて回収する。でもバラマンデイは海底へ何度も突っ込む。普通のバス用タックルならばらばらになるんじゃないか、そんな攻防がどれだけ続いたのだろう。
いきなり全てのテンションが無くなった。切れた?外れたか?フックが伸びたか?と力を抜きかけたとき、「おかしいと思ったら巻け!ぶんぶん巻け!」というジグ番長の言葉を思い出した。高速でスラックを巻き取るともの凄い重量感がまだ残っている。危なかった、下へ下へ突っ込んでいたと思ったら反転して急浮上してきやがった。あと何秒か手を止めたたら絶対に根に巻かれてただろう。水面近くまでやってきたバラマンデイは今度はすぐ近くにあるポールへ突進。でも、8フィートもあるロングロッドだから腕を伸ばしてその外側をまわらせてセーフ。ようやく抵抗が収まってきた。しかし、フックが二本とも口ではなく頭にかかっているバラマンデイはなかなか疲れを知らず、左右へ、下へ、何度も突進を繰り返す。
抜き上げられるサイズではないので、ファイトしながら周囲を見渡すと結構離れた所で数人が釣りをしているのが見えたので「誰かネットを持っていないか!」と何度か叫んだが打ち付ける波の音で届かないらしい。しょうがない。
オカッパリはここからが大変だ。特に単独行の時は。ここでばらしたら死にたくなるな、と思いながら、片足を水没させながら最後は腰に差していたボガグリップを使っての手づかみ。
勝った!

海バラマンデイ82cm。タックル、テクニック、ラインシステム、準備、戦略全ての総合力がとわれた戦いだった。
ロッド:メガバス デストロイヤーF7-711x
リール:シマノ アンタレスバージョン2
ライン:FNS?(よくわからないメーカーのものです) PE 20LB
リーダー:ラインシステム製 フロロカーボン50LB
前回のブログでこれからは8フィート弱のスーパーエクストラヘビーロッド、デストロイヤーF7-711xでいきますよ、良さそうですよという事を書いていきなりの結果で嬉しい。




広辞苑並みに分厚い。
今日の結果は、何と言ってもトリプルインパクトでしょう。
しかし、こんな巨大な魚が大勢の釣り人の足下を泳いでいたと思うと…また行かなくちゃ。

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