Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

タチウオonルアー

タチウオonルアー

満潮前で週末、学校は休みの時期でフィールドは大混雑。気温も随分涼しくなって半袖では寒いくらいでときどきターポンらしき魚が単発で跳ねるのだけどあまり反応が無い。活き餌での大物狙いの人も、時々ルアーを投げる人も誰も釣れていない。小物釣りの人たちが時々小さなクロダイや石持を揚げていた。
明らかに季節は変わってきた。トゥイッチ等のアピールはどうも良くないみたいなのでポンプリトリーブやストップアンドゴーでゆっくり引いていると冬の魚であるタチウオが足下近くでヒット。


いやー、ナイロン16lb直結のリーダーなしで切断されずよくとれたと思う。あと、帰り際に65cm級のおなじみターポンがヒットしたけど水面まで上げた所でターポンが最後の抵抗で反転、リーダーなしの直結だったラインが「びちびち、ぶつん!」と音を立てて切断された。残念。やはりリーダーは付けましょう。でかい魚を狙っているのなら。
実は、今日は車が点検のため手元に無く、今日はおとなしく原稿でも書こうかなぁーと思ってたらアングリングオーストラリアのpossumさんから「いきませんか?」のお誘い。もちろん、のった。でも、タックルは全部といっていいほど点検に出している車の中だったので、慌ててほこりをかぶっている連中で準備した。リールはバス用の古いスコーピン1000。巻くラインもナイロン16lbと8lbがあるだけだったからそれを。リーダーが無いから直結。問題のロッドは、バス用の6.3フィートのミディアムライトかバス用の8フィート弱のエクストラヘビーかの選択。どっちも厳しい気がしたけど(笑)、8フィートのベイトロッド、メガバスのセブンイレブンを選択。

でもね、セブンイレブンはかなり良かった。やはり、おかっぱりではロッドは長い方が何かといい。これは今になって言い出した事じゃなくて日本でバスをやってた頃からのスタイル。まず、飛ぶ。確かに短いロッドではコントロールは付けやすいけど長いロッドでもやりにくいというだけで狙えない事は無い。でも、短いロッドではどう頑張っても届かない距離は届かない。あとは、魚がかかった時も長いロッドの方がさばきやすく、長い分だけ魚の暴れを吸収するのでバレにくい。今日のタチウオ63cmやターポン65cmクラスなんて対して抵抗も無く(感じず)あっというまに水面まで寄せられた。根がかった時も外しやすい。そして何より、足場が高い所や岩場/テトラのように水際から一歩下がらざるを得ないときは長いロッドはルアーを浮き上がらせずに足下までちゃんと引いてこられる。今までは6.5フィートのバス用ミディアムヘビーベイトロッドをメインに使っていたけど、多分これからは約8フィートのセブンイレブンも併用する。
ケアンズの釣り関係のページではよく、5フィートから6フィートまでの短いベイトロッドが薦められているけどあくまでもそれは至れり尽くせりのボートからの話であって、オカッパリならロッドは長い方が何かと得である。5.3フィートも、5.6フィートのベイトも持っているけど水面までの高さが3mとか5mとかある桟橋から使うのは無理がある。長いロッドがもたらす、「皆が届かないもうあと5m遠くへ」「最後足下5mを浮上させずきっちり引く」、アタックが多いのはこの両方のゾーンだと思う。途中はあんまり。

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