Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

日食観察グラスと国民性

日食観察グラス

ケアンズ一帯でおきる2012年11月の皆既日食まで半年あまりとなり、もともと観光業の街でもあるケアンズが徐々に浮き足立ってきた。取り立ててどうこうする計画は無いのだけど、とりあえず雑誌の付録、紙製の日食観察グラスを入手。。




ふと気がついたけど、ケアンズでこの手の商品を未だに見た事も聞いた事も無い。オーストラリア人達が普通に肉眼もしくはサングラスで皆既日食を観察するだろうなという確信めいたものがある。今回も。
思い出されるのは新型インフルエンザの際の日本人の異常な反応。世界で爆笑のネタになった。

ケアンズでも最後の最後までマスクと言うものすら見かけることはなくマスクをして入国する日本人はジョーク好きなオーストラリア人の格好の標的になっていた。マスクも、日食観察グラスもなければ健康を害するって?いやそういう事を気にする回路が始めから無いのですよ。だからといって短命な訳ではなくオーストラリアの平均寿命は世界トップ5に入る。
そう考えると日本という超潔癖で、一センチのずれも社会が許さないような特殊な国で発生した原発の放射能汚染は祖国で途方も無い大問題となっているだろう、と海の向こうで思うのです。オーストラリア人もそうだけど、日本人も自分たちの異常さにお互い気がついていない。

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