ケアンズからカーペンタリア湾を結んでいるサバンナウェイ序盤約800kmにおいて、キャラバンパークやパブなどの簡易宿泊施設を含めなければ事実上唯一の宿と言ってもそれほど言い過ぎではないラタラモーテル。モーテル自体は普通だけどその立地でこれまで数十泊お世話になってきて、そんな日本人は私だけなので経営者家族とも馴染みの仲だった。
経営権を売却しアサートン高原に引っ越す(お前もか!)とのことでこの日が最後の経営という節目だった。リタイヤおよびアサートンへの移住おめでとうございます。
ジョージタウンではいつもの顔ぶれの鳥たちのほか、ジサンショウクイが3羽見られた。オーストラリアのサンショウクイの仲間の中で圧倒的に一番珍しいサンショウクイ。
話も土地も一気に移動してツアーの終着地ケアンズに到着。ケアンズのホテルでは大変珍しい「エアコンをオフにせずつけっぱなしにしてください」という表示が見られる。全国的には「外出時はエアコンを切ってください」という表示が溢れており、中には鍵を差し込まないとエアコンが動かないようにしてあったりセンサーで有人を検出しないと電源が切れる、などの必死の節電努力を見かけるのが普通だ。そんな中で「エアコンはつけっぱなしでお願いします」というケアンズのホテルの叫びはここがいかに異常な湿度を持つ土地かを示している。エアコンを消さないでくれ、というのはケアンズ以外ではダーウィンで見たことがある。私はケアンズの暑さに耐えかね7年前引っ越して標高725mに住んでおり、同様にダーウィンも来年8月に入っている予約を最後に今後訪問の予定はない。なぜなら私は暑いことが大っ嫌いで、他の人が長袖を2枚着ているような時でも紙のように薄い半袖シャツを着て大汗をかいている。ビシネスとしてはダーウィンはベストセラーだったけど、もうそこまで苦しみながら働かないといけない立場でない。
ケアンズではアカチャアオバズクが営巣中で、巣の方は見えないけどオスが近くの木で連日寝ていた。
およそ1週間のツアーで撮った動画を繋げたもの。私はこのまま連続して次のヨーク半島往復17日間ツアーへ。