前々からメールマガジンやホームページで予告していた通り、今回のダーウィン訪問が最後で今後訪問予定はない。これまで15回も来ており地元クィーンズランド州以外では最多の訪問回数を誇る売れ筋のツアーながらそれを辞めるというのは、正直に言って私がダーウィンがあまり好きでないことや敢えて気が進まないことをしなくても今では十分に他に仕事があること、そして中年になり真冬で気温38度、夏で52度あるダーウィン(カカドゥ国立公園)に体がついていかなくなったこともある。というより50度の気温の中で一日中野外にいても平気という人がいたら一歩前に出て欲しい。

いきなり普通種のゴシキセイガイインコ?と思うかもしれないけどダーウィンのそれはアカエリゴシキセイガイであり、東海岸のゴシキセイガイとは別の種類。意外と簡単ではない。

メガネコウライウグイスもケアンズのやブリスベンのとも異なる亜種ashyi。今回のカメラは100-500mmズームレンズにさらにテレコンがついたF10のセッティングで。

ハゴロモインコはケアンズ付近ではそれほど簡単ではないけど、ダーウィン市内ではいることいること、ある公園では蹴散らしながら歩くことにさえなった。

10数回ダーウィンに来ているけど、常宿が定まったのは最後の3−4回でそれ以前は毎回セールなどでその時安くなっている宿を使っていた。結果として私は主だったダーウィンの宿はキャラバンパークからモーテル、コンドミニアム、ヒルトンまでほとんど滞在したことがある。同じ話はレストランやカフェなどにも言えることで、それらの知識がもう使われることはないと思うともったいない感情もある。

お馴染みオーストラリアツカツクリも明らかに外見が異なる亜種tumulus。

昔はチャイロモズツグミの亜種の一つだったけど、独立種となったアラフラモズツグミ。

和名で混乱するチャイロモズヒタキは最近になってとうとうQLDのと別種になった模様。となると私のライフリストも742種類となる。

今回のターゲットの一つ、ムナグロヤイロチョウ。何ヶ所かで見かけたが、ダーウィン市内が一番可能性がある。かつて「世界一簡単なヤイロチョウ、駐車場に降り立ったらもうそこにいる」と言われたポイントは近年壊滅した。私がオーストラリアでの探鳥を始めた25年前に比べバードウオッチャーの数は10倍くらいになっており、無理はない。

マングローブクイナに挑戦さえしないのは失礼ということで10分くらい待ってみたけど鳴いているだけで出ず。しかしスマトラサギが出たので手ぶらではない。

オーストラリアヘビウは長い首と鋭いクチバシを使って魚をくわえるのではなく時に突き刺す。(続く)