メルボルンはオーストラリアの2大都市の一つであり、探鳥地とはあまり言えないもう片方のシドニーとは違い実は州別では最多の野鳥数を誇るオーストラリアにおける野鳥観察文化の中心地でもある。また日本からのフライトも多く、タスマニア島へ行く時もメルボルンを経由するので訪れる機会は結構あり今回で13回目の訪問になった。

ケアンズには基本的にいないとされるシラガカイツブリだけど、よくノドグロカイツブリの冬羽がシラガカイツブリだと誤認される。特に他所から来たバーダーに。シラガカイツブリはとても冷淡な色であり、ノドグロも似てるけどもう少し暖かい色をしている。

シギチでありながら渡りをせずオーストラリア定住者であるアカエリシロチドリは重要な一種。

メルボルン郊外には世界的に知られる巨大浄水場があり、そこはシギチ、カモメ、カモ、猛禽、セイタカシギなどの楽園となっている。

主にウズラシギの群れ。許可を得て鍵を持っている人しか入れないが、逆に言えばそうした人についていけば歩くことなく車の中から野鳥を楽しめる。

主にオオソリハシシギ。ここの鳥の数は一種あたり1000単位であり圧倒的。AAK Nature Watchのガイド伊藤は東南アジア圏の探鳥に詳しいけど「世界色々行きましたがあんなに鳥がいる場所(ここ巨大浄水場のこと)他にないです」と語っていた。

コクチョウなんてケアンズで200m沖合のものを望遠鏡で観察しているのが馬鹿馬鹿しくなるほどの押し合いへし合い。初日はもうこのスケールに圧倒されて鳥の数に気持ち悪くなって終了。丸一日車で回ってようやく三分の一くらい。じゃあ明日もここで、とならないのがメルボルンの落とし穴で明日は山火事警報が発令予定でそうなると浄水場、国立公園、植物園、ピクニック場、州立林、グレートオーシャンロードなどおよそほとんどの公共の自然が閉鎖されるという恐ろしいシステムをビクトリア州は持っている。要は外をうろうろすると高温で死んだり、山火事の火元になるから家で大人しくしていろという命令だ。

探鳥旅行で来ている人はそうも行かないので、警報の範囲外まで往復4時間も運転してやむをえない探鳥をすることになる。ただ初めてではないのでその準備はできている。

さっきのはキアシヒタキ、これはムナフトゲハシムシクイ。

営巣中ゴシキセイガイインコ。そんな穴倉に入っていたら暑さで死ぬぞ。メルボルンを定期的に通り過ぎる熱波は気温45度とかになり、翌日は一転25度下がって19度とかとにかく気候はどうしようもないところだ。

ノドジロキノボリ。この公園も厳密には閉鎖されているのだけど、入り口に高い門がなく閉鎖する係員もいないため実質野放しだということに気がつき、近年メルボルン探鳥時に山火事警報が出る日のオアシスとなっている。