ブリスベンは急成長を続けるオーストラリア第3の都市だ。同様に拡大を続ける南のゴールドコースト市と近年はほぼ融合したと言ってもよく、合計すると500万人近い人口をほこるオーストラリアのトップ3都市圏に育った。2032年には満を持してオリンピックの開催も控えており、不動産価格の暴騰でも有名。AIに「今ブリスベンで平凡な2LDKの中古マンションはいくらしますか?」と尋ねたら「9000万円程度です」と答えが返ってきた。
25年以上前、当時大学生だった私が初めてオーストラリアの土を踏んだのがブリスベンだった。その頃から比べるとここはもうSFでも見ているのかというほど激変している。同時に、25年後に自分がこんなふうになっているとは映画でも思いつかないような数奇な四半世紀だった。来豪当初の毎日のワクワク感は今でも鮮明に記憶している。
ケアンズ空港にはまだないが、ブリスベンともなると空港敷地内に複数のホテルが建っている。今日は到着のみで明日からのガイドのため、離発着する多数の航空機を眺めながら機内から続いてずっと仕事をする私。このホテルにはそうして航空ファンの需要もあるようだ。
翌朝空港を出発しつつ周辺の探鳥地を経由。地元のバーダーには見向きもされないが、セアカオーストラリアムシクイとムナグロオーストラリアムシクイが同じ木に混じっているだけでも他所からきたバーダーには大喜びだ。マングローブセンニョムシクイは見たけど淡水のポイントは侵略的外来種サルビニアの大繁茂で各地壊滅していた。昨年同時期に来たときはこんなことなかったのだが。

夕方高原に移動してきて探鳥。「オーストラリアNo.1駐車場」と言われる、記録された野鳥200種類以上をほこる駐車場にてネコドリが猫のように鳴いていた。

アオアズマヤドリもたくさんおり、フウチョウモドキも飛んでいた。

ウォンガバトは近年になってまた普通に見かけるようになってきたのだけど、一時減少していた頃の記憶が強いベテランバーダーにとってはちょっとでも鳴いていると「これは逃せない」と追いかけてしまう。近年はそこまでしなくても毎日見かけるようだ。
近すぎてピントが合わなかった。哺乳類ライファー113種類目?のアネッタイアンテカイヌス。カイヌス、というのはオーストラリア人発音でありアメリカ英語の世界ではキヌスと発音される。なんにしてもラテン語はネイティブというものが存在しない古い言語であり個人個人が読みたいように発声すればいい。
朝食にきたのだけど、ここは毎回カフェに来ているのかバイク屋に来ているのかわからなくなるな。おじ様ライダーズだからマナーはいいが。

ハシナガヤブムシクイもチャイロセンニョムシクイもケアンズのあたりの個体とはかなり見た目が違う。この辺りはブリスベン市内からも近くバーダーも多い。森の中で15人くらいの人がカメラを持ってウロコフウチョウを待っていたのには「さすが250万人都市の郊外…そして週末」と圧倒されたが、後になってどうもあれば探鳥会のようなものだったらしい。

フヨウチョウ、マミジロヤブムシクイ、キリハシミツスイ、キンショウジョウインコなどなど。何度かポイントに入り直しているうちについに

ここの目玉、求愛中のウロコフウチョウのオスをゲット。ケアンズ周辺にたくさんいる小型のコウロコフウチョウとは異なりウロコフウチョウは2−3日の滞在では一回見るかどうかのはるかに希少な一種だ。メスは来なかったが。