
見つけたミミジロセグロミツスイはこの若い一羽だけではなく、他にも若鳥が3−4羽と成鳥も1−2羽はいた。メルボルンの夏は日没が20時とかなのでつい長居をしてしまうけど、19時ごろには街に戻らないと食べるものがなくなることもありある程度満足したところで引き返した。

翌朝。再び同じ場所に戻った。昨日の数羽の群れはそのまま同じエリアにおり、できれば成鳥の写真を撮りたかったけど成長は警戒心が強く若鳥達のように500mmの射程内には入ってくれなかった。

数百メートル離れた別のエリアでも数羽のミミジロセグロミツスイがいるのが確認でき、若干の重複はあるかもしれなけど10羽以上を見つけたことになる。現地ガイドから「厳しい」「もうシーズンは終わっている」「もう鳴かない」と否定的な見通をもらっていただけに、10羽以上を見つけられたことは大成果といっていい。
ミミジロセグロミツスイを見つけた以上もう探す相手もいないので探鳥を切り上げ、明日からメルボルン市内観光をすることにした。ニューサウスウェルズ州を出てビクトリア州を南下し、空港近くの宿をとった。

メルボルンの路地裏は被写体に満ちている。この窓一つ一つに誰かが住んでいるんでしょう?それはいったいどんな人生なんだろう。

住みたいとは全く思わないけど、美しいとは思う。私はもう平屋一戸建て車横付けの生活に慣れすぎて他の暮らしはきっとできないと思う。
でも写真を撮りに来ているわけではなくて(撮影は全てスマホ)メルボルンのアウトドア洋品店街で爆買いに来ている。カメラ通りみたいなのもあるのだけど、品揃えは貧弱でパースとかの方が良かった。

ダーウィンは今年で辞めるけど、西海岸のパース、東海岸のブリスベン(ゴールドコースト)、そして南部のメルボルン(とタスマニア島)への訪問は今後も続けていくつもりだ。パースはケアンズから5時間のフライト、メルボルンも3時間半、タスマニアはメルボルンからさらに1時間とまあ外国のようなものだ。
恒例の動画のまとめ。個人的に最も重要なミミジロセグロミツスイの他にはアカサカオウムがいっぱいいたので動画にも多く登場。

メルボルンはタスマニア島と飛行機で最短45分の位置関係にあり、10日ほどの旅行なら両方を覗くことができる。タスマニアへの日本からの直行便はないわけで、いずれにせよシドニーかメルボルンを経由することになり、その2都市ならメルボルンの方が探鳥に向いている。(完)