マウントアイザからグレゴリーへ続く76号線や、バークタウンを経てノーマントンに向かう国道1号線は発展に取り残されていまだに結構荒い未舗装道路の数百キロ区間として存在しており「1号線を使ってオーストラリアを一周」などにこだわるサイクリスト、4WDを持たないバードウォッチャーに大きな壁として立ちはだかる。しかしこの区間は毎回野鳥の濃い部分であり、今回も終了時には「ミラクルロード」との敬称を授かった。
水たまりにはキンカチョウの群れ。
そのあまりの動きの速さに、初めて野生のセキセイインコを見た人は大体衝撃を受ける。他の野鳥と比べても非常に速い。
オカメインコも合計すると数百羽は出会った。
ホオグロ、カオグロ、マミジロの3種モリツバメが存在すると言うことはアウトバックの状況が良いと言うことだ。
水の近くではアサヒスズメ。
と思ったら大半が幼鳥という30羽くらいの群れが藪に隠れていた。そのうちの1羽は私たちの目の前でオオタカに捕えられてしまった。
水辺といえばワキアカヒタキも。この場所は他にもムナフオウギヒタキやアカハラモズヒタキ、ナマリイロヒラハシ、キイロコバシミツスイ、ノドジロハチマキミツスイなどがほとんど歩かずにまとめて見られた。
そういえば昨日マウントアイザでもホーリーグレヴィレアが咲いている谷でミツスイラッシュがあったな。ノドグロハチマキミツスイ、ハイガシラコバシミツスイ、サメイロミツスイなど。
もう少し川の奥ではルリミツユビカワセミも見られた。
滝の辺りでピクニックランチ。大きなテーブルと椅子で快適だ。
椅子は過去に多く試したけど、最終的にこの2種が残った。日本のとオーストラリアのとが一つづつ。基本的にモノは日本市場のものの方がクオリティが高いけど、そもそも人生が違いすぎるのでジャンルによってはオーストラリア市場のものの方が良いケースもある。