
昨日まで見かけたホオグロオーストラリアムシクイよりもより繁殖羽のオスが登場。こういう個体を探していた。

気を抜いた姿も可愛い。こうしたリラックスした姿はアプローチが適切である証拠。
これから2泊する人口70人くらいの村にて。「レギュラーガソリンは取り扱っていません。一番近いところでは119km向こうのスタンドで取り扱ってます」という表示。ガソリン車に乗っている方々、オーストラリアは一歩町を出ればディーゼル車の世界でありレギュラーガソリンとか流通していないことは特別珍しくないですよ。
これは天気予報アプリのスクリーンショット。アウトバックは冬でも暑い。これは9月1日の話だけど、暦上は8月31日まで冬でありその翌日でも最高気温が39度ある。よく知らない外国人がガソリン車で夏にアウトバックへ見様見真似で鳥を見に行ったら十分死ぬ可能性があると思う。

村の周囲を巡ってさらに旅の目的であるホオグロオーストラリアムシクイを探す。

まあまあ数はいるものの、警戒心が強かったり

あと一歩繁殖羽でなかったりで停滞。

あ、このクモを持っているメスは後ろで営巣していた。今回2回目の営巣発見。私は基本的に立ち去る派です。一般人と違い、プロは遠征先に来月も再来月も、来年も5年後も何度も何度も戻ってこなくてはならず、ポイントが荒れないように当然気を使うので実は最も野鳥に優しいのはプロであり、一般的に最もめちゃくちゃやるのは、もう2度と来る予定がないのでとにかくいい写真を撮って帰って見せびらかしたいという遠方から来たアマチュアの写真家。
この人口70人ほどの村にはちょうど辺境ラリーで300人ほどがキャンプで滞在しており村に一軒しかないパブは大忙しだった。流石に食事が出てくるのに時間がかかったけど、前菜以降はスピードアップしてよくここまで切り盛りした、という印象だった。南十字星や天の川がよく見られた夜だった。

ケアンズに向かってUターンを始める最後の朝、これまでの結果を踏まえて最も繁殖羽だった雄がいた例の雄がいた道端まで30分ほど逆走してみることにした。そこに落ちていた枝をフェンスに引っ掛けてしばらく静かにしていると、来た。(続く)