うちのエリアでは工事などの予定された停電が毎月一回程度、そして嵐や落雷による停電は雨季になると1週間に一回程度の激しい頻度で発生する。そこで停電中に少なくともトイレやキッチンの水が使えることとと冷蔵庫を守るために非常電源装置を製作し、実に重宝していたのだけどこれはあくまでも手動式であり停電した後にコンセントなどを抜き差しする必要があった。
非常用簡易電源
そのため停電と同時にシャットダウンしてしまうインターネットのモデムや大量のデータを保管しているサーバーなどを守ることはできず、そうした不正な電源オフはデーターを破壊する恐れも大いにある。そこでこれまでの非常電源装置を進化させたUPS(無停電電源装置)を導入した。
出来合いのものではなく、手持ちの100AHリチウムイオンバッテリーに2000Wのインバーターを組み合わせたものだ。このシステムは停電を感知した瞬間にバッテリー駆動に切り替わり、このインバーターに接続されている機器は当面の間は動き続ける。その間にサーバーを安全に終了させることができるし、停電に関する情報をネットで収集することもできる。ウチは携帯の4G回線は基本的に届かないので、停電でwifiが切られると同時に携帯を使ってのネットもほとんど使えなくなるのが悩みだったが、こうして停電時もモデムを守り続けることでwifiが切れなくなった。
先日7時間の計画停電があり、その際もインターネットもサーバーも冷蔵庫も水も動き続けたので快適極まりなかった。ウチは熱源はガスなので調理やシャワーも停電は関係なく、停止するのは照明やエアコンなどの一部の電気関係だけになった。このRenogy 2000Wインバーターはこれまでの安物のKingsのような騒音を立てることもなく無音。流石にインターネットもサーバーも冷蔵庫も水も電話も動かし続けたらしばらくして力尽きたけど、それでも2時間半くらいは持った。ということは200AHのリチウムバッテリーを繋げば5時間、合計300AHにすれば8時間くらい耐える事になる。待てよ、それにキャンプ用の200wソーラーパネルを接続すれば更に延命できるし、もっと言えばうちには4500ccのランドクルーザ、4900ccのローザなど複数の超大型車がありそれらをアイドリング・発電させればほぼ無限の電力的なディフェンスとなる。戦争や大災害が身近なものとなった今、水、電気、ガスを自前で備えて2−3ヶ月の籠城に十分耐えうるというのは心強い。
ちなみに平常時は屋根の上の大型ソーラーパネルが稼働していて、依然として電気代はゼロを継続。
以下の招待リンクからRenogy製品を購入すると6%引きになるそうです。
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この記事をアップしてからの10日間ですでに2度の停電で無停電電源装置が起動。1年間で20回以上起動することが見込まれ、今まで無しでやっていたことを後悔。