『抜き討ち半九朗』 新潮文庫 池波正太郎 を読んだ。短編集。抜き打ち、というのはおそらく抜刀の事だと。表題作の追いつめ方も、「妻を売る寵臣」の煽り方もなかなか。
あらすじ
抜討ちの達人関根半九郎は、許嫁を犯した上役を斬り、破牢して盗賊の群に落ちた。拾った女お民を連れて、殺人と強盗の凄惨な日々。やがて、最後の大仕事に失敗し、奉行所の追手、血みどろの仲間割れ、敵たちとの対決、とすべての結着をつける時が迫って—。苦い人生を急ぐ男を、鮮烈に描く傑作他6編を収録。
【目次】
奸臣/霧に消えた影/妻を売る寵臣/清水一角/番犬の平九郎/猿鳴き峠/抜討ち半九郎
「清水一角」に眼が留まりました。
時期ですね~、、。
映画では、冷酷で丹精な人のイメージがありますが、どう書かれているんでしょうね。
冬休みに読んでみよう。
浮世絵展の帰りに、吉良邸跡見てきました。
討ち入りで果てた人として、石版に一角の名前も刻まれていました。
そろそろ討ち入りの時期です(!?)
>「清水一角」に眼が留まりました。
いいですね。こういった人物の一生を切り取りのために池波作品はあるのですから!と熱くなったところで、
>浮世絵展の帰りに吉良邸跡見てきました。
こういうの羨ましい。willieは史跡や寺院仏閣、城跡などが大好きなのです。いずれ念願の「JAPAN RAIL PASS」買って日本中の寺院、庭園を巡り
日本中のバードウォッチングスポットを巡り
おいしいものを食べあるく事になっています。(何年かかるんだか)
>討ち入りの時期です
あ、言葉足らなくてすみません!
来週の12月14日ですね。
>史跡や寺社仏閣、城跡などが大好き
そうなのですか!?
私もケアンズに行きたい!何年かかるんだか?(w
その時はガイドをお願いします。勿論、釣りつきです。
両国で旧安田庭園という所に行きました。
海が近いせいか池には鴨でなくて、カモメが沢山居ました。
紅葉の日本庭園にカモメ、ちょっと変でした(w
「カモメにしては小さいし、怖くないよ?」
「ユリカモメぢゃないの?都の鳥だよ」
そんな話をしました。
カモメって眼が怖いよ~(´д`)
先日見つけて、読みました。
「清水一角」
最後の筆者の一言に、うーんと唸りましたが、この「うーん」という感情がどういう感情なのか、旨く説明できません。
この表現力の乏しさが情けないですorz
「妻を売る・・」
どれだけ生きたかではなく、いかに生きたか、なんて死ぬ間際に悟る位なら
あたしゃ、悟りたくないわぃ!(`△´)
もう手放してしまったんですが、最後の一言って何でしたっけ?
「清水様、佐和は生涯、嫁入りいたしませぬ」と、囁いた。
しかし、自分へのお佐和の恋情を、清水一角は何処まで本気に考えていたことだろうか—。
やはり、旨くいえないのですが、
話の技巧的な部分に感じ入ったのではないのです。
こういう佐和の自分で自分に酔う感情や
思ったほど相手は思ってないとか、、
そういう人の気持ちの部分に、うーんっとなったのです。
ついつい本持ってくるの忘れちゃって。遅くなりました。