前回の全身チェックで頭の側面、つまり髪の毛で覆われた地肌にメラノーマ(悪性黒色腫)かもしれない部位が見つかり再度予約をとってそれを除去してもらいにきた。
皮膚ガン健診を受け、問題が見つかる
前回診察してもらった先生が退職したので別の先生に変わったのだけど「多分これはメラノーマではないと思うから、今日はサンプルを取って検査機関に送るだけにする」と方針が変わったので部分麻酔をして患部の一部を切り取って1分で終了。数日して電話があり「やはりメラノーマではなかったので、これ以上の処置は必要ありません」と解放された。一回めの全身チェックが$120くらい、2回目の部分麻酔+検査も同じくらいの費用でどちらも健康保険により$50づつくらいがその日のうちに戻ってきた。
今回お世話になったのはケアンズのElipse Skin Cancer Clinicです。院長先生は25歳の娘を皮膚がんで失って、その根絶に燃えて皮膚ガン専門医院をしているいる人です。
オーストラリア人の7割が生涯を通じれば皮膚ガンを患うと言われるほど圧倒的にメジャーな病気の一方で、日本人では10万人に1人の割合で希少がん扱い。逆にオーストラリアでは胃がんが希少ガンで政府のサイトにも「胃がんは日本などと異なりオーストラリアでは極めて稀な病であり、通常は健診の必要はありません」とまで書かれている。オーストラリアなんてほとんど世界中から集まった移民しかいない国なので遺伝子的なものではなく、生活習慣と気候でそこまで変わるものというのも興味深い。