自宅兼民宿ジョンストンベンドは上水道のない地域にあり、多くのご近所さんは雨水と井戸の組み合わせで暮らしている。それに加えて川沿いの家なら川の水を汲み上げて庭やトイレ用に使っているところも多い。ジョンストンベンドは何年か前まで芝生への水やり用にそんな川の水汲み上げ機能もあったけど壊れて以降直しておらず、つまり現在は100%雨水で暮らしている。

民宿である以上多い時は合計10人が滞在しているわけで全員の合計水使用量は1日で1トンに達する(洗濯機が一回稼働するだけで200リットルが消え、うちでは基本的に毎日稼働している)。しかしこれを書いている5月14日現在ジョンストンベンドに4基ある雨水タンクはいずれも満タンを維持というか溢れており、ということは毎日1トンの水を消費しつつそれ以上の雨水が投下されてきているということになる。途方もない量だ。私がこうして「2022年以降ケアンズは毎年12月途中から6月くらいまで200日近く雨ですよ」と書くと観光局や日本人会が顔色を変えて否定するのだけど、じゃあ毎日1トン使っても追いつかないくらい雨水タンクがいっぱいなのはどういうことだ?

この45日間で一日ずっと晴れていたのは合計5日間だけであり、平均すると9日に1回が晴れの日というのがこの時期のケアンズだ。途方もない量の雨が降り、だから私は川から水を汲み上げるポンプが何年か前に壊れて以降も修理をしていない。
なお雨水は技術的にはどんな川やダムの水より綺麗であり、それを10ミクロンのフィルターで濾過したものに紫外線照射殺菌をして使っている。飲食ライセンスを持つジョンストンベンドでは水質検査も受けるが、毎回余裕でパスしている。雨水は水道水や井戸水と違ってミネラルを含まない真水なので、車やソーラーパネルを洗った後に拭き取らなくてもそのまま乾燥させるだけで白い跡が残らないのが最高。