マイクロバスを買い増し、大型車4台体制となったAAK Nature Watchだけどそれはとてつもなく忙しいタイミングの中で起きた。
マイクロバスを購入
私が4週間の長い泊まりがけのツアーに出発してからそのバスは届けられ、その名義を変更しなければならないのに会社代表者がいない。4週間。運輸局に行って名義を変更するまではバスは使えないし、それは受領から14日以内に行う義務があるとされる。そこでスタッフにその書類を持ち帰ってもらい、私が一瞬ケアンズに滞在していたタイミングで夜遅くに待ち合わせてそれを受け取り、その記入をしながらヨーク半島へ向かうというサーカスのような状態になった。ヨーク半島のほとんどの地域には運輸局の事務所なんてないが、そうした事務は田舎では警察署が代行している。ヨーク半島アイアンレンジに1週間以上滞在するのだから、昼休みなどの解散時間中に車を飛ばして警察署でマイクロバスの名義変更手続きは十分可能だ、私の勝ちだ、そう思っていた。
まさかアイアンレンジ警察署が毎週月曜9時から12時しか営業していないとは。。。。。1週間のうち3時間だけオープンしている警察署とか、お前マジで世の中舐めてんのか?こっちは25日以上休みなく毎日暑い屋外で12時間働いてんだぞ。
ということでアイアンレンジにまで往復1500kmも悪路を走って移動した名義変更書類は不発に終わり、それを持って失意の中アサートンに帰ってきた。もちろんもうこの時点で14日以内の名義変更という期限は過ぎているが、それは「ヨーク半島で働いていて不可能だった」と強行突破するしかない。
ツアーが昼休みをとっている1時間半ほどの間に片道30分近くかかるアサートンにある運輸局に突進した。使える時間が限られているので、出かける前にどのくらい混んでいるかを確認しようとしてアサートンの運輸局に電話したけど誰も電話に出ないまま30分以上保留され、保留されている間に現地ついてしまった。公務員よ、本当にいい加減にしろよ。いつ死んでもおかしくない量の労働と責任を背負って休みもなく走り回っている民間人がいることを忘れるな。
幸いギリギリ昼休み時間内に名義変更を終えることができ、何の休憩もできないままその足でツアーへ駆けつけて仕事を続けている。25日前に家を出てから8000kmを運転しつつ、AAK Nature Watch宛の全てのemail数百件とメッセンジャー・SMSなどに私が返信している。一体どうやって?