自宅兼民宿のジョンストンベンドは私が在宅できる夏(雨季)から秋にかけてが毎年リノベーションなどのタイミングになるけど、地面が昨年末から100日続く雨でグチャグチャであることから、ブルドーザやトラックを伴うような作業は行えずそれらは仕事の隙間を見ての冬のプロジェクトとなる。大地が乾くまでの泥濘期は屋根の下でできることをするしかない。
こういう表現をするとまたケアンズの日本人社会から『ケアンズのネガティブな事は皆んなで結託して書かない、言わない方針ですが』とクレームが来るのだけど、事実として大地はドロドロのぐちゃぐちゃである。全てコンクリートが貼られた世界しか見ていない人のことなど知らん。なぜならそういう人は真夜中に3mmの雨が降ったことなど気がついてさえいない。日中に降っていなければ関係ないという都市部の人とは異なり、自然の中で自然を相手に暮らしている人間にとっては真夜中に3mmの雨が降れば翌日地面がぬかるみ、車のタイヤは赤土の泥水を巻き上げ、川が濁り雑草が一日で2cm伸びる。「今日は降らなかったよ?」というのは24時間通して降らなかった時のみに使える表現だ。

ケアンズのこの長い泥濘期には室内の改装などをするしかない。この軒下のスペースは前オーナーの時代は犬が住んでいたところだけど私は特に使っていなかった。
過密都市ではこれくらいのスペースに暮らしている人もいるだろうにありがたい話なのだけど、使わないのはもったいなので外側へ向けて部屋を拡張することにした。幅1.7mの大きな窓が二つ入る予定。
更に別の箇所でも同じように軒下へ向けて壁が延伸。そこはオフィススペースとなる計画で、まあもうあと何年かで引退しようとしている自分には「数年遅かったね」とか「もういらんでしょう」と突っ込みたいが、少なくとも室内が広く明るくなる予定。窓やドアなども現在の基準を満たしたものに変わり防犯性も向上する。
建材を運んできた運転手が「ウチでも全く同じ改装をした。その温室みたいなスペースで妻がたくさんニシキヘビを飼ってる」と言われて笑った。さすがアサートンの人間は一味違う。