2019年09月17日
ヨーク半島はオーストラリア最北端を構成する半島で氷河期時代にはパプアニューギニアと陸続きだった過去を持つ。そのためアジア系の生き物が生息したが、海面上昇による分断とその後のオーストラリア大陸の乾燥化で雨の多い一部の地域にのみそれらの生き物が生存を続けた。代表的なのがアイアンレンジ国立公園であり、もう一つは最北端近くのロカビリー森林地帯だ。ケアンズ以北はもうまともな町が存在しないのでヨーク半島は10
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2019年09月13日
2019年8月に行われたマウントアイザ二泊三日インコオウムツアーの際の動画を少し貼っておきます。2020年は8月17−19日にまた募集中です。太田はその頃までに12回目か13回目のマウントアイザ探鳥になる予定です。
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2019年09月11日
「マウントアイザで十分で今年はシンプソン砂漠まで行く必要はない」と思ったところで、すでに一年も前から手配を済ませている以上、個人旅行ではない以上スケジュールは大きくは動かせない。結局シンプソン砂漠近くまで足を伸ばした。
大軍ではないものの、そこは緑の草木に覆われてオカメインコやセキセイが舞うという十分楽しめるものだった。
今年初頭の大洪水によりシンプソン砂漠方面はお花畑になっているという事前情
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2019年09月06日
マウントアイザはケアンズから内陸へ道路距離なら1200km,飛行機なら2時間。荒涼とした乾いた大地とハゲ山に覆われたこのエリアはオーストラリアの多くのインコやオウムの分布の中心地であるとともにムナジロセスジムシクイ、カルカドンセスジムシクイ、ショウキバト、ベニオーストラリアヒタキ、オグロバン、エミュー、ムナグロオーストラリアムシクイ、クマドリバト、マダラニワシドリ、大量のオナガイヌワシ(一度に10
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2019年07月11日
6月末から7月にかけて私的な案内のためダーウィンとカカドゥを早足で回ってきた。ケアンズ周辺以外ではヨーク半島アイアンレンジと並び最も出かける機会の多いのがダーウィン・カカドゥで多分11回目になる。
今年は朝日新聞社にダーウィン・カカドゥの野鳥についてインタビューされた記事が公開されたこともあり、明らかに例年よりも多くダーウィン・カカドゥに関するお問い合わせを頂く。ただし私は2500km離れたケア
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2019年06月26日
ついにクロセスジムシクイを撮影できた。それもオーストラリアの有名野鳥ガイドである知人曰く『今まで見たクロセスジムシクイの写真の中でおそらく最高の一枚』というこれ以上ない評価をもらった。達成感に浸っているときに飛んできたキバタンが
「勝負あった」と言っていた。
有難うキバタン。トサカが眩しいよ。ちなみにキバタンもケアンズとは別亜種fitzroyi。いわゆるアオメキバタン。頭も少し小さい。
キャ
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2019年06月24日
さて3泊の予定の2泊までが済んだ。昨日は半ば観光の日だったので仕方ないが、見てるだけでまだ写真に撮れていないクロセスジムシクイをそろそろなんとかしなければならない。今日は午前中を新しいエリアの捜索に当てた。それは私が見つけることができた最後のクロセスジムシクイの目撃報告があったエリアだが、実に一年近く前の報告だ。言い換えればそれ以降、一年近くもクロセスジムシクイはほぼ見つかっていないとも言える。さ
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2019年06月20日
到着初日の午後に目標だった三種全てを見つけることができ、あとは今日写真は撮れなかったクロセスジムシクイを残り三日間で追いかければいいね、という充実した疲れを楽しんでいた時。岩場にGPSを忘れてきたことに気がついた。半分壊れているが、もう10年以上大陸を共に旅した仲間であり、中には大量の機密情報が詰まっている。まだ明るいうちに探しに行ければよかったのだが夜になってしまった。岩だらけの土地の水辺の夜な
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2019年06月18日
200kmほど走ってギブリバーロードから外れ、目的地ミッチェル台地に向かう道はさらに凶悪さを増した。その看板…
ある興味深い別の道路標識の写真を撮り損ねたのだけど、“正確にはここは「道」ではなく責任を負いませんよ(保険とかおりませんよ)”という事だった。もちろんレンタカーなどは走行禁止である。ミッチェル台地に向かう資格があるのは自前のフル装備大型4WDと十分な経験を持った人間だけだ。行き交う車の
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2019年06月16日
マウントアイザから毎日10時間運転しても片道4日かかるという行軍が始まった。多くの人にとっては一生に一度もないような途方もない陸路での大移動だと思う。三つの州をまたぎ、時差で途中二回時刻がかわる。基本的に先住民の多い地域であり
いくつかの先住民村を通過する。そうした村の中には通りすがりの白人が立ち寄れるような雑貨店を一つ持っているところもあれば、完全立入禁止で村内に入るには事前に立ち入り許可を申
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