太田祐 おおた・ゆう Yu Otaオーストラリアにおいて唯一の日本人専門野鳥ガイド・野鳥研究家。オーストラリアの野鳥観察に関し日本における草分け的存在で、TV番組や書籍、各SNSなどを通じ最大の情報発信者である。オーストラリア産鳥類リストは外国生まれとしては驚異的な現在739種。株式会社ワイバード(日本唯一のバードウォッチング専門の旅行会社)講師。アジア人初の700Club(オーストラリア産鳥類リストが700種類以上ある人の名誉クラブ)に当時若干36歳で加入する。Birdlife AUSTRALIA(オーストラリア野鳥の会)が長年行なっているセスジムシクイ類調査の調査リーダーや運営委員を務めており、豪国内でも広く知られている。豪永住権やバスツアー事業認可、国立公園や自然保護区の営利使用認可、救急処置資格、衛星携帯電話、海外添乗員資格なども保有。国内有数の探鳥エリアであるアサートン高原にある4000坪の自宅兼民宿【ジョンストンベンドキャビン】で野鳥や動物を見つつ暮らしている。2020年に有名会計事務所から『ケアンズ随一のビジネス』と評される。ジョンウインター博士が2009年から行ってきたキタフクロムササビ調査を継承。QPWS(クィーンズランド州政府 野生動物・国立公園管理局)に職務番号および現役の従業員ID番号も保有。
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2014年01月28日 美しい植物です。葉も、花も実も。葉は間違いなくカオグロキノボリカンガルーの好物で食べているのを頻繁に見かける。なお、そうはいってもメリア・アゼダラキの実は人間やポッサムなどには猛毒で実際食べて死んだ子供もいる。 過去に紹介しているようにケアンズ周辺には一口で死ねるような植物、飲み水に浮かべただけで牛や馬が倒れるような猛毒の植物も数ある。植物に詳しい人からから恨みを買わないよう気をつけないとね。 全文を見る»»
2014年01月27日 昔はこの綿状の種子をラクダの鞍に詰めるクッションとしてつかったので、内陸の歴史ある道沿いにはそんな鞍からこぼれ落ちた種子から発芽したコクロスパーマム・ギリヴラエイが点々と自生している。 息を吹きかけるとタンポポの綿毛のように飛んで…なんて可愛い感じにはならず、大量の綿毛が舞い上がってびっくりする。とくに風下にいると最悪だ。 学名 Cochlospermum 全文を見る»»
2014年01月21日 細い長い葉と種子莢の個性的な組み合わせで、数ある(ありすぎる)ワトルの中でも最も識別しやすい種類と私は思っているアケイシア・シムジアイ。特に、1つおきに種子が突き出るようなこの莢の構造は変わっている。 1-2mの高さに育つ灌木。なんだか全体的にひらひらした水草のような印象をあたえるのは、「仮葉(phyllode)」という茎が平らに潰れ葉の役目を代行するシステムのせい。 乾いて痩 全文を見る»»
2014年01月20日 ロマンドラ・ヒストリクスはガーデニングにも多用されるため園芸種だと思っている人も多いがオーストラリアに50種類が存在する在来種である。Mat Rushとも呼ばれるが、園芸や国土保全の世界では単に学名で「ロマンドラ」と呼ばれている。 丈夫な葉はアボリジニが伝統的にストラップとして使用してきたため「バスケットグラス」といった通称も残っている。そんな固い葉はオーストラリア南部ではウォンバット達の主要な 全文を見る»»
2014年01月13日 似た外来の園芸種が多数あるけれども、カリトリス・マクレアヤーナはアサートン高原に自然分布する在来種。分布の中心はブリスベンやシドニーなどもっと涼しい南部ながら、アサートン高原の標高がもたらす涼しさおかげで恐らく生き残って孤立した分布になった。 カリトリス・マクレアヤーナは山火事後に種子を放出する特性があり、種子は風によって散布される。また雌雄異株なのでオスの木とメスの木に分かれている 全文を見る»»
2014年01月06日 通称カジュアリーナの名で呼ばれるこの手の仲間。ビーチカジュアリーナ、リバーカジュアリーナ、フォレストカジュアリーナなどがメジャーどころながら…(その他(Black, Mareeba Casuarina) このわけのわからない樹皮を見よ。カジュアリーナとしても、その他植物としても異質。 学名 Allocasuarina inophloia 英名 Thread 全文を見る»»
2013年12月30日 よく目立つ実を付けるアレウライテス・ロッキンガメンシス。この実は長時間に渡って燃え、集めれば原始的なロウソクとして使われてきたとよくいわれているので試してみた。…結果は、ライターでどれだけ炙っても焦げるだけで全く燃えず。。何だろう?幾つか大きさの異なる実で試したのだけど。ちなみに人間には微毒ながら伝統的には焼いて食べたり生で食べたりもする。 ←ケアンズ市内別の木。熱帯雨林においてはアレウ 全文を見る»»
2013年12月26日 ペタロスティグマ・プベッセンスはさまざまな効能が伝えられる植物で、ケアンズ近くでは乾いた森林地帯や疎林に分布している高さ数メートルの小振りな木。先住民はペタロスティグマ・プベッセンスの実を口に含む事で虫歯痛を和らげ、飲み込めば避妊の効果があると考えた。現代科学的な話ではペタロスティグマ・プベッセンスがキニーネ(マラリアの特効薬)を含んでいる、いや含んでいないというのは1つの論争となっている。 全文を見る»»
2013年12月23日 オーストラリア最大の蝶であるミドリメガネトリバネアゲハは幼虫の時点で既に圧倒的に大きい。というか成虫になってからは大きくならないので幼虫の時点で大きいのは当然ではあるけれども。 ミドリメガネトリバネアゲハの食草がこのアリストロキア・アキュミナータ。別にトリバネアゲハに限らずアゲハの多くが食草とするが毒を含み、逆にアゲハ達はその毒を体内に隔離して保有する事で鳥類から補食される事を防いでいる 全文を見る»»
2013年12月21日 ユーカリプタス・プラティフィラは本来は英名の通り白い滑らかな幹を持つが、古い樹皮は写真のようにオレンジがかったこれまた美しい色となる。以前はユーカリプタス・アルバ(Eucalyptus alba)とか一般にサーモンガムとか呼ばれていた。しかし植物の分類の変遷はとてつもなく早く、ユーカリプタス・アルバは今ではインドネシアとかに分布しているユーカリをさしていてオーストラリアにはユーカリプタス・アル 全文を見る»»