太田祐 おおた・ゆう Yu Otaオーストラリア永住の野鳥ガイド・野鳥研究家。オーストラリアの野鳥観察に関し日本における草分け的存在で、20年以上現地から続けているブログのほかTV番組や書籍、各SNS、機内誌などを通じこの分野の最大の情報発信者。アジア人初の700Club(オーストラリア産鳥類リストが700種類以上ある人の名誉クラブ)に当時若干36歳で加入した。オーストラリア産鳥類リストは20台半ばでの移住した人間としては驚異的な現在741種。Birdlife AUSTRALIA(オーストラリア野鳥の会)が長年行なっているセスジムシクイ類調査の調査リーダーや運営委員を務めており、オーストラリア人野鳥ファンを英語で支障なく案内できることから豪国内でも全国的な知名度を持っている。QPWS(クィーンズランド州政府 野生動物・国立公園管理局)に職務番号および従業員ID番号も保有。オーストラリア永住権やバスツアー事業認可、国立公園や自然保護区の営利使用認可、HR運転免許、救急処置資格、衛星携帯電話、海外添乗員資格(国交省)なども保有。オーストラリア有数の探鳥エリアであるアサートン高原にある4000坪の自宅兼民宿【ジョンストンベンドキャビン】及び【AAK ロッジ】で野鳥や動物を見つつ暮らしている。有名会計事務所から『ケアンズ随一のビジネス』と評される。
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2015年10月07日 クィーンズランド州アウトバックの人達が「チャイニーズアップル」と呼んでいるこの植物の正体はマレー半島やインド原産の外来種でインドナツメ。開拓時代初期の移民が持ち込んだものと言われている。 ぺんぺん草も生えないこの過酷な地域に、海外の植物が逞しく帰化しているのは驚嘆に値する。痩せた古い土地、絶望的な小雨、山火事、過放牧など植物にとってここは地獄といってもいい環境。 人間も食べるがオウムも 全文を見る»»
2015年09月27日 春を迎え、ケアンズ周辺は花盛り。ヨウテイボクはインド原産の園芸種で、街路樹や庭木としてよく育てられている。ブーゲンビリア、ゴールデンシャワー、バラ、ハイビスカスなどこういった外国産の花に全体としていえることは、インコやミツスイ類といったオーストラリア鳥類には人気が無い点だ。 これは白いが、ヨウテイボクの色変わりと思われる。 学名 : Bauhinia variega 全文を見る»»
2015年09月15日 ケアンズが冬の間、垣根を中心にあちこちで咲き誇っているカエンカズラ。ブラジル原産の園芸種。 学名 : Pyrostegia venusta 英名 : Orange Trumpet, Flame Vine, Golden Showersなど これはバスケットファーンにカエンカズラがからまって一体化しているだけであって、シダが花を咲かせた?!わけは 全文を見る»»
2015年09月08日 グンバイヒルガオ。ケアンズ周辺各地の砂浜で見られる。昔、グンバイヒルガオの中にアカエリシロチドリが立っているいい写真を撮った記憶があるのだけれど見つけられない… 学名 : Ipomoea pes-caprae 英名 : Seaside-Morning Glory ヒルガオ科 ↑のグンバイヒルガオに寄生して暮らし、根や葉を持たないスナヅル。 全文を見る»»
2015年08月28日 圧巻! 某所にて平地にこれだけのクサントロエアが自生。一本10万円くらいするんだぞ。 クサントロエア・ジョンソニアイは日本でかなり植物を見ている人でさえ「?何なのかさっぱり見当がつかない!」と過去にいわれた。 オセアニアのススキノキ属(ススキノキ科)で、アロエやキスゲが近縁。 全文を見る»»
2015年08月16日 植物にとって厳しい乾期の盛りに花をつけるブラキカイトン・オストラリス。バオバブなどのアオイ科。これは落ちている花を岩の上に並べた写真ね。念のため。国立公園なので収集は禁止。 ハイムネメジロの群れが来て給蜜していた。 ブラキカイトン・オストラリスは過去記事を検索してみると春夏にばかり写真に撮っていた。今回冬の落葉して開花しているのが見られて良かった。 学名 : Brachy 全文を見る»»
2015年08月07日 オーストラリア版ムギワラギクの仲間。こちらではEver Lasting Daisyと総称される。 学名の通りニューサウスウェールズ州などオーストラリア南東部の植物でありながら、アサートン高原南西部でもこうして見られる。アサートン高原南西部はケアンズ周辺のような熱帯雨林でもなければ、あといってアウトバックでもなく標高も高い絶妙なエリアであり、多くのオーストラリア東海岸系の野鳥の分布の北限になってい 全文を見る»»
2015年07月15日 ケアンズ市周辺でメラルカによく引っ付いているのはまた別のヤドリギだけど、これは幅広な葉をもち花が下を向いてデッキブラシのようになっているのが特徴のAmyema queenslandica。よく見るとキスジミツスイが写ってるぞ!キリハシミツスイもいた。 クィーンズランド州北部原産のご当地植物。アサートン高原南部にて。 学名 : Amyema queenslandica 全文を見る»»
2015年07月06日 ポイズンピーチはオーストラリアにとって外来種だというとらえ方と、在来種であるという相反する記載がインターネット上に併存する。 以前ケアンズで”国土管理と環境保全”を学んでいた際には講師が在来植物としていたので、ここではそちらの立場を取っている。ケアンズ市にもあるし、ジュラタンやカバンなどアサートン高原など標高の高い地域にも生えている。水気があって日当たりの悪いところを好む。 ポイズン、 全文を見る»»
2015年06月23日 Club Mangroveは葉に大量の塩を分泌している特徴がある。 枝振りや葉の形状、色もなんだか混沌としていて、一言で言うと醜い植物に感じる。ただAegialitis属は世界に2種類しかない上、ICUNのレッドリストに載っているような植物を悪く言っちゃいけないか。 Club Mangroveはアリが受粉を行う。マングローブの故郷、オーストラリア北東部ケアンズでは普通に見られる種類。 全文を見る»»