2021年01月17日
2021年の元旦、午前10時過ぎ。野鳥関係者のパソコンやスマホに「今朝6時過ぎ、ケアンズのエスプラネードでカラフトアオアシシギが撮影される」との速報が次々に入った。私は貸切バス事業関係で元旦から隣町に用がありケアンズに向かうのはお昼を過ぎてからになった。野鳥ファンの町の異名をとるマランダ周辺のバーダーに声をかけようと思ったが、もう3時間も経過しているんだからみんなとっくに出かけただろうと思ってケア
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2021年01月01日
日本にてハイタカの識別が簡単でないのと同じように、オーストラリアではアカハラオオタカとアカエリツミがオーストラリア北部にて酷似している。北部以外では両種にはかなりのサイズ差がある(アカハラオオタカが大きい)ためあまり問題にならないけど、ここオーストラリア北部の亜種ではオスのアカハラオオタカはメスのアカエリツミにサイズが並ばれるため大きさによる識別が不可能になっている。
それ以外の識別点を組み合わ
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2020年12月07日
10年以上にわたって私の不変の機材だったニコンAPS-Cカメラ(現在はD500)+300mm f2.8(初期型)の動画性能が時代遅れになり、ソニー機材をしばらくレンタルしたあと結局Canon機材を併用している。その辺の流れは過去記事に書いた。
https://aaknaturewatch.com/blog/birdwaching/レンタル中のソニー機材α7r100-400mm作例/
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2020年12月04日
自宅ジョンストンベンドでは過去にワライカワセミが繁殖したこともあり、ワライカワセミがいること自体は別に珍しくもなんともないけれども
それが3羽セットとなるとちょっと面白い。彼らは家族群でゆるい縄張りを構えることも多く、うちの敷地内ではなさそうだけどお隣さんの土地やお向かいさんの土地などの近所で繁殖をスタートさせた3羽なのかもしれない。時期的にもそんな頃。
ところで待ち伏せ型の狩を得意にし、じっ
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2020年12月02日
私の自宅ジョンストンベンドでは4月前後ならウジャウジャやってくるキンショウジョウインコだけど、そのほかの時期はもっと山間部の野鳥となる。ジョンストンベンドも標高725mにあり、高尾山などよりずっと高い山の上だが、キンショウジョウインコはもっと高い標高にいる。ブリスベンやゴールドコースト、メルボルンなどオーストラリア南部の人にとっては「そこらへんの公園の鳥」というくらい普通種ながら、ケアンズにいる亜
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2020年11月24日
セスジムシクイ類と誤認される野鳥の筆頭、マルオセッカ。冷静に見れば似ていないが、スピニフェックスの中から飛び出してくる尾の長い白・茶色の小鳥というところは似ている。実際、セスジムシクイとされている一般バーダーによる目撃の何割かは実はマルオセッカであると見て間違いない。特に写真がない場合で「一羽だけだった」という場合はかなり怪しい。別にマルオセッカが悪いわけではなく、彼らもマウントアイザ周辺の準固有
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2020年11月22日
このコマチスズメの水場でランチを食べることにし、しばらく座っているとどんどん近づいてきて水を飲んで行った。なお、オーストラリア人調査員にとってランチとは「クラッカーにアボカドを乗せて食べること」または「クラッカーにチーズとベジマイトを乗せて食べること」「クラッカーにツナ缶を乗せて食べること」を意味することがこの6年間多くの観察で確認されており、お湯を沸かしたり何かを焼いたりするようなつもりでいると
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2020年11月20日
連日40度越えの気温の中、悪条件の原野でキャンプをしていた一行のうち2名が体調不良のため撤退を決定。まあ無理もない。キャンプ、なんていうペラい言葉では本来カバーできないような厳しく無人の世界での野営だから。40度越えの気温でも夜には宿に戻れるのと、セスジムシクイ調査のように24時間どこにも逃げ場がなく14日間続くのとでは対象レベルが違いすぎる。2名離脱により人数はさらに厳しくなり、調査地点の中でも
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2020年11月18日
午前9時で気温が35度以上になり、道のない岩山を機材を背負って歩ける状況ではなくなってくる。まあできないことはないけど我々はこれによって報酬を得るわけではなくてボランティアであり、そこまで辛い思いをしたいとは思わない。2019年以降セスジムシクイ調査は『1日あたり1調査』を基本とすることに変更されており、10時以降は移動であったりキャンプ設営であったりを除けば個人の時間が設けられている。暑すぎて何
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2020年11月16日
毎年行われているセスジムシクイ調査は平均して2週間の僻地での調査になる。毎日野営地が変わり、道のない険しい山々を暑い中歩き回って地味な小さな鳥(セスジムシクイ)を探し、報酬はなく、逆にこの調査についていけるだけの車や装備を買い揃えるだけで何十万円(何百万?)もかかるような調査の何が楽しくて、仕事を休んでまで6年連続で参加しているのか自分でも全くわからない。
この恒例の遠征にはどんな装備が必要
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