キバタンは越冬群を作る事が知られている。(いや、知られていないか?)冬場以外はというとこういった少数の群れに分散し、日中は採餌に出かけているが夜間は合流しそれなりの数になる。左奥の個体は明らかに病気。以前数名の獣医の方々(鳥が専門)をケアンズバードウォッチングツアーにご案内した際、この写真と同じような状態のキバタンを一見して「PBFD!」と診断されていた。「群れを全滅させかねない…」とも。普遍的に見られる一方で治療法が全く見つかっていない不治の伝染病。愛鳥家がもっとも恐れる病。
必ず左足で食べ物を持つ習性がある。
PBFDの疑いがあるような外見のキバタンは時々見かける。ただこの10年ケアンズにおけるキバタンの数は増えてはいないが、かといって減っているとも感じない。PBFDも自然環境下ではあまり伝染しないのか、それとも単に別の病なのかは分からない。PBFDの闘病記は読んでいて涙が止まらない。何しろ、発病して助かった例がなくその後の時間は残忍の一言…。
キバタンは白いオウムという印象が強いが、翼下面はかなり黄色く、トサカも、尾の裏も、そして頬もほのかに黄色い。また、近くで見ると光彩の色の違いでオスとメスの見分けも可能。
学名 |
Dendrolagus lumholtzi |
英名 |
Sulpher-crested Cockatoo |
管理人はケアンズでバードウォッチングのガイドをしている他に、旅行代理店での勤務も長く、ご旅行の総合的な手配やご案内がワンストップで可能です。どなたでもお気軽にご利用下さい。ご依頼/お問い合わせ
左奥のキバタン、一目見ただけで涙が溢れます。いかんね。PBFD調べました。
関係ないけど、
被災地のペットが保護されずに死んでいくのに、何も出来ずにいます。日本はアニマルポリスも動物保護も未熟なので、保護団体もいっぱいいっぱいのようです。
PBFD闘病記は興味本位で読まない方がいいよ。昔読んで半日泣くことになったもの。発症したら最後、助かることはないという病なんてあんまりです
知ろうとしないのは苦手なので、少し調べてみちゃいます。何の役にも立たず何も出来なくても知りたいことは多い。