あまり人気のないサギの仲間の中で、一番のビッグネームといえばこのスマトラサギ。大きい、少ない、狭い(分布が)の三拍子揃っている。かつては遠いディンツリーの早朝のリバークルーズまで足を運んで拝む鳥だったけどスマトラサギがケアンズの緑地に定住を始めてそろそろ一年が経つ。彼らの夫婦関係は一生続くのだけど、ちゃんと二羽いるからつがいで定着しているのだろう。
学名:Ardea sumatrana
英名:Great-billed Heron
緑地の奥で夜に写真を撮っていたら、周囲の闇の中から違和感が。
…。
誰かいる。
しかもあちこちに。
茂みに飛び込んで屈んだ。撮影機材などを分解して片付け、素早く動けるようにしておく。はっきりとは見えないけどあちらに一人、向こうに一人、後方に一人。もっといるかもしれない。全員が、月の無い夜の緑地でライトもつけずウロウロしているなんて普通ではない(人の事は言えないが)。それに、少なくても二人は明らかに私を監視していた。勝手知ったる緑地の事、灯りを消したまま薮の闇の中へ溶け(夜行性動物)、そのまま霧のように姿を消した。一体なんだったんだ?
なおスマトラサギは若いうちはこのような茶色をしている。
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