日本の著名な野鳥ガイド/野鳥写真家/作家の中野泰敬さんによる先日のケアンズツアーの第一声がワイバード社ホームページに掲載されました。以下は途中からそのまま引用したものです。
『しかしそのコウロコフウチョウを見た感激を、はるかに上回る感動が後に待っていた。それが今回紹介するヒクイドリだ。ヒクイドリはダチョウやエミューの仲間で鹿ほどの大きな鳥だ。オーストラリアの中でもクイーンズランド州の熱帯雨林だけに棲み、現在1,000羽ほどしか生息していないと言う。オーストラリアの広大な熱帯雨林で出会うのは、正に交通事故のようなもの。今年は昨年と違う場所に案内され’ここは比較的出会い易い林だ’と言うことで4時間という時間制限の中で待つことに。その間ワープアオバトやノドグロヤイロチョウなどを見ながら過ごしていたが、目当てのヒクイドリはなかなか姿を現さず。時間もそろそろという時、林の中から現地のガイドの’ヒクイドリ!’という声が。皆、駆け足で林の中に飛び込み、ガイドの指を指す方向に目をやる。そこには大きなヒクイドリの姿が。しかしそこからが鳥肌が立つ時間になるのだった。そのヒクイドリが何を思ったか、こちらの方にゆっくりと進んできたのだ。その距離何と2m。過去ヒクイドリに蹴られ死んだ人もいるという話を聞いていたので、脅かしてはいけないと、皆息を殺してジッと身構えてしまったのだ。目と目は合うし、いったいどのくらいの時間だっただろうか。ヒクイドリが立ち去った後には、興奮と恐ろしさが混じった鳥肌が全身に立っていた。
しかしこんな興奮は久しぶり。一生忘れることのできない時間を過ごさせてもらった。オーストラリアの熱帯雨林、そして現地のガイドに感謝である。』
おぉこちらも鳥肌です。
何という時間でしょう…エミュー程もあるヒクイドリさんと2メートルの距離で!見詰め合っただなんて。Willieさんにとってもガイド冥利でしたね。素敵だなぁ夢の話みたい。
あ、エミューも会ってますよ。数メートル前に合計7羽。
その人にとって、「一生忘れる事の出来ない一瞬」に立ち会えたというかヘルプが出来た事、その事が一層嬉しいですね。エミューも・・・掛川花鳥園と富士花鳥園で見ましたが、野生のあの子達に森の中で遇う!絵本の中みたい。