
なお別の場所でもヤシオウムが頭上に。かつて、彼らは普通に写真を撮らせてくれる鳥だった。それがバーダーの数が10倍になり、しかも多くが「少しでもいい写真を撮っていいねを多くもらいたい!」と血走っているのでヤシオウムが見つかるや否や包囲して2000枚の同じ写真を撮りまくるようになった。結果、知的な生命であるヤシオウムはそれを嫌い野鳥ファンと認識するとすぐ飛び去るようになった。
時はまだ冬の8月。ケアンズ周辺よりも日本に近いヨーク半島では早くもブッポウソウが来ており、オオジシギまで到着していた。8月にオーストラリアにいるということはずいぶん早く日本を経ったことになるが?このオオジシギは運転中、ガイド中の車内から見つけたものだがまた変態扱いされた。
キバシショウビンは昔から簡単ではなかったけど、近年はさらにトリックが必要な相手になった。そんな中で今回は鳴いてもいないキバシショウビンをジャングルの樹幹に2度発見できたことは功績だった。
学名からしても他の翡翠類とは全く異なる相手であるキバシショウビンは一般の人が探鳥していてもまず見つからない鳥だと思われる。
アシスタントガイドが見てみたいと言っていたボトルブラッシュオーキッド。ディンツリーなら知ってるけどアイアンレンジのどこにあったっけなあ?と思っていたが意外と複数あった。
チャイロガマグチヨタカが近くにいた。

毎年毎年政治的に駆け引きが繰り返されるのがオオハナインコの営巣木だ。オオハナインコ自体は活発で騒がしい野鳥であり(ニューギニアではむしろ害鳥)見かけるのは簡単だが、止まっている姿を見るのは別の話だ。営巣木は毎年のように山火事やキバタンとの争い、サイクロンでなくなり過去何本失ってきただろうか。でもなんだかんだで毎年どこかに新しく一本は見つけるのだけど、今年は2本見つけることができた。この2本目は距離は離れているが、巣が二つあり一度に6羽が止まっているなどクリスマスツリー状態だった。カメラには遠いが、強力な望遠鏡があれば余裕で楽しめる距離。

アイアンレンジからヨーク半島中央部へ戻る途中、キミミオリーブミツスイがバッチリみられオナガイヌワシがロードキルを拾っていた。

コモンチョウは普段とは違う場所で先に2羽が悪くない距離で見られたのでもうこれでよしとした。

ケネディパームはヨーク半島原産のヤシの木で、生涯に一回だけの開花で知られる。その花序は世界最大ともいわれ5mに達し100万もの花をつけ、全エネルギーを失ったケネディパームは枯れて恐竜のように大地に倒れる。まさに大往生。ケアンズのセンティナリー緑地では10年ほど前にそうして一本が力つき、現在一本が満開を迎えている。
フロッグマウスといえばバーダーにはガマグチヨタカのことだけど、この黄色い花をつける水辺のWooly Frogmouthもフロッグマウスである。語源は花の形状から。こちらはカッタナ湿地やミッチェル湖でも見られる。

このレモンオリーブヒタキはみんなが写真を撮っている時に勢いよく空中に飛び出した。その時私は英語で「そっちへ行くな、戻れ」と鳥に言ったらしい(記憶にない)。そして慌ててUターンをしたレモンオリーブヒタキを見て(このガイドはやばいやつだ)と思ったと後日言われた。