
20年近く前にヤシオウム7羽が一本の木に止まったことがあって最高記録だったのだけど、今回はそれに次ぐ6羽同時(飛翔)。現在の生存数から言えば大群と言ってもいい。すごかった。

冬なのでごく少数のシギチがいるのみのアイアンレンジ。この日はムナグロがいた。
宿に帰ると管理人がコンクリートを高圧洗浄していてその威力に驚く。騒音を考えてか中断した時に「私は戻ってくる(ターミネーター)」と高圧洗浄機で描いている。電気で動く高圧洗浄機にこのようなパワーはない。内燃機関搭載の業務用マシーンである。
アイアンレンジ国立公園を何本も流れる小川。90年代くらいまでの探鳥記においてはアイアンレンジには一切の宿泊施設がなかったため人々は原始的なキャンプでの滞在を迫られ、飲料水もこうした川の水だった。充電もできず、食事も缶詰とかだった。飛行機で来た人はそれこそ何十キロも歩いて探鳥していた。
アイアンレンジでは野鳥を探しているだけで色々な大型爬虫類に出会う。これはケアンズ周辺でもほとんどないことであり生き物ならなんでも好きという人には寝る暇もない場所となる。これはアメジストニシキヘビ。
32回目のツアーグループは飛行機でアイアンレンジに来たので帰りは私と一緒に陸路で3日かけてケアンズに向かう。すでにシラボシリュウキュウガモとキミミオリーブミツスイをアイアンレンジで見ている32回目グループは1日目の移動中には特にこれといってターゲットの野鳥は残っておらず、歴史などを観光しながらのんびり出発した。
ヨーク半島を南北に貫くメインロード、PDR(Peninsula Development Road)に戻ってきて休憩。ここにはヤシオウムとブチクスクスが壁に描かれているが知らなければ見えないところにある。今回はどちらも見たからね、記念撮影。
この巨大は橋は僻地につき何年もの難工事をへて完成したのに開通直後から沈み始め、通行止めにして基礎を調べたら基礎が入ってなかったというオーストラリアらしいミスをし、僻地にて何ヶ月もかけて解体し、何年もかけてもう一度作り直したという途方もない税金の無駄遣いの象徴だ。しかも今年この巨大な橋は水没している。こんな僻地を無理に文明と接続しようとしなくていいと思う。その予算があれば病院の一軒くらい余裕で作れただろう。

チャイロハヤブサはそんな人間の愚かさを見ていた。
1週間前に終わった31回目の旅行記の時にすでに書いたことだけど、今年になってキビタイヒスイインコはその数を大きく減らしており2026年6月時点で100羽くらいしか確認できないそう。この鳥が野外絶滅する前に見ておきたい人は急いだほうがいい。

なおキビタイヒスイインコは、彼らや現地をよく知るガイドにかかれば意外な場所で見る事もできる。詳しくは次回の投稿で。