地元マランダは冬場の霧がかかった朝焼けの名所として知られ、写真合宿ツアーなども訪れるけどこの日の夕焼けは少し変わっていた。海外の大自然に暮らせていることが奇跡のようにも思える。かつてもう一人日本人世帯があったけど(奥さんがオーストラリア人)隣町に引っ越し、ここ何年かは私が唯一の純日本人世帯という状況が続いている。というか当分現れそうにもない。
今から20年前のこと、他の何百人という数の日本人とともにケアンズでツアーガイドを始めた私だけど、その頃から今でもまだツアーガイドをしているのはおそらく最後の10人程度であり、大半は帰国し残りはウーバーの運転手かナイトマーケットのマッサージもどき、あるいは清掃員などをしていると聞く。日系の旅行会社にいた初期の頃同僚や先輩に対して「空港ガイドとか、そんな誰でもできる仕事を誇らしげにやっていたら将来はないですよ」「日本がそんなに好きならさっさと日本に帰れば幸せになれますよ」とか全くの正論を遠慮なく言う性格が災いして煙たがられ、今でも逆恨みを受けている。が、現状を見れば全くの独り勝ちだろもう。みんなが遊んでいる間ずっと研鑽に研鑽を重ねてきて今がある。しかしまあ、正論すぎて確かにさぞウザかっただろうな、でも勉強をしなかった結果として破滅的な大差をつけられたからといって、八つ当たりはやめろよ。
アサヒスズメとシマコキンが並んだ瞬間。
セイタカコウはかつてJabiruという英名が使われていたけど、それは南米の野鳥と同一だと誤認した開拓者による技術的には正しくない名前だ。しかしそれが200年以上使われれば文化的にもれっきとした名前でそれでいいと思うが、一部の層はBlack-necked Storkという新しい名前を強く支持し誰かがJabiruという単語を使うと激しく否定してくる層がいる。じゃあ聞くけどさ、Black-necked Storkのネックは実際はブラックじゃなくグリーンだよね?その新しい名前だって技術的には正しくないじゃない?
これは8月に行われた、ケアンズ周辺とアイアンレンジを両方早足で巡る英語ツアー中に撮影された動画達。このチャンネルにしては長い動画で、3分半あります。