先にヨーク半島アイアンレンジの方をやってからケアンズに戻って探鳥するという日程のこの第二班。最後のヨーク半島固有種はこのセグロモズガラスということになる。配色はノドグロモズガラスに似ておりノドグロモズガラスも分布しているので兄弟のように誤解されるけど、遺伝子的に近いのはハイイロモズガラスとなる。サイズも鳴き声もハイイロモズガラス寄り。
長い間、鳥はいないわ雑草だらけだわ木道はボロボロだわとひどい状態だったアバトー湿地は「オーストラリア最悪のバードハイド」(ニュースサイト)「雑草の成長を静かに眺めるのには最適なハイドだ」(ブロガー)などの酷評を読んで笑っていた。アバトー湿地が悪いのではなく、そんなところを探鳥地として紹介しているような連中が悪いのだ。管理者が二転三転したのちだいぶ復活してきて、この時(8月の話)はブラシの木にミツスイがたくさん来ていた。1ヶ月後にはまた静かになっていたが。
知人の家につながる急すぎるドライブウェイ(門から家屋までの私道のこと)。作るの大変だっただろうな。
ディンツリーの不思議な木。よくよく考えるとこれは単一の木ではなく、今年大洪水が二回あった際に流されてきた流木が次々この枯れ木に引っかかったというのが正体と思われる。
ディンツリーは急速に衰退してきている。伝説的民宿レッドミルハウスの廃業、カフェの廃業、残っている一軒は売り出し中、ワニ観察ボートツアーも売り出し中、そして最後の砦とも言えるロッジとキャンプ場も売りに出ている。まあこんなに雨ばっかり降って何回も洪水に見舞われたらやる気もなくなると思う。
ガソリンスタンドはどこもツバメ、スズメ、ハトなどの糞害に悩まされておりフクロウの置物を設置しているところも多い。しかしその上にツバメが営巣していることからも、全く効き目はなくお金の無駄使いだと思う。
ホオジロキバネミツスイとネムの花白色型。地元ヤンガバラで4年ほど前からよく午後に行く場所で誰にも会ったことは無かったけど最近他のツアーとかも来るようになった。
フクロシマリスの方がフクロモモンガよりも簡単、というのが今年の傾向。
写真派が喜ぶミミグロネコドリ。
情熱的なダンス求愛をする鳥、として名高いコウロコフウチョウのメス。ワイバードなど日本のツアーをよくやっていた頃はダンスダンスと呪文のように言われ難儀したけど欧米のバーダーはダンスを見られても見られなくても、それがオスでもメスでも別に一種類は一種類、次は何を探すの?みたいなスタンスなので楽と言えば楽だし、大変と言えば大変だ。