9月中旬の話。欧米のツアーの受託でケアンズ周辺の定番探鳥地を巡る6日間ほどのツアーを行った。ヒクイドリは地域固有種を重要視する欧米ツアーでも外せない一種であり、ひと昔ほど簡単ではなくなってきた昨今もなんとかして見せないといけない相手。この写真は実は携帯で撮ったもので、今回は完璧と言っていい見え方だった。
なお私は地元でのツアーの時はほとんどの場合カメラを持っていないのだけど、直前に新しいレンズCanon RF 100-500mmが届いたので、手が空いている時は使ってみようと思って今回は例外的に持ってきた。
ナイトツアーでフクロシマリス。カモノハシなどもよく出ていたけど、今年になってとんでもない数の人間がカモノハシ探しにやってくるようになった。引率するガイドもなしに複数の観光バスが「川に沿って歩いて探してきてください」と言って数十人をおろしているようで、統制の取れていない集団で河岸は大混雑。もうここもあと何年かかな…。
ヒガシキバラヒタキの幼鳥。
成鳥。
さらに幼鳥。さすが春だけあって子育ては活発ながら、ケアンズ周辺から猛禽類が見当たらないことがちょっと話題になってきている。オーストラリアカタグロトビとか、シロハラウミワシとか、チュウヒとか、基本的なところからいない。
このヤブムシクイは駐車場の脇、まさに人が通るところの地面にせっせと巣を作っていた。人為的プレッシャーとかなんとか言っても、結局最後はその個体や状況次第。
ヨコフリオウギヒタキはそもそも人懐こいけど、時折度を超えて懐っこい個体もいる。
なんだか騒がしいぞ、と覗いてみると若いオスのコウロコフウチョウが求愛の練習中。成長オスの黒い姿になるには数年を要するのだ。
膨らんだり
伸びたり