今年に入って急に申し込みが増えたのがAAK Nature Watchのカワセミ8種スペシャル二泊三日ツアー。別に急にカワセミが人気になったわけではなく、おそらくオーストラリアの物価上昇が長く続き5日間、7日間といったツアーの価格が結構なものになってきており(それでも他社より相当安いのだけど)お手頃な2泊3日ツアーにお申し込みが集まってきているという気がする。この投稿はそんな二泊三日ツアーの最後に乗船するボートツアー部分だけを切り出したものだ。いってみればまとめ部分であり、今回などは二日目までに季節的に可能性のある全カワセミ類を見てしまっている。

←朝寝坊のアマサギの大群。ケアンズではこうした非繁殖羽を見る機会が中心で繁殖活動は他所で行なっている。

ディンツリーの名物スマトラサギ。

最近ケアンズ市内ではこれといった見られる場所がなくなっているパプアガマグチヨタカ。ディンツリーでは繁殖直前の1−2週間を除いて99%見られる。

たくさんいるルリミツユビカワセミだけど、今日は求愛行動を互いにしていた。詳しくは動画の方で。

最大のヒットはオオヒゲナシヨタカ出現。この同一個体は数年前からディンツリー川の特定の一角に毎年冬に現れており、当初はオヒロヨタカと誤認され続けていた。識別ポイントである首の白いところは昼間は普通見えていないとはいえ、このサイズでオヒロヨタカはないわ。ツアー中はカメラを持っていないことが多い私はこれまでこの個体を撮影する機会があまりなく、多分まだ二回目だと思う。
カワセミ8種スペシャル二泊三日はカワセミ以外の一般的な野鳥を見るのにも悪くないツアーで、通常は100種類程度が登場する
カワセミ8種類スペシャル2泊3日