2019年02月27日
夕方。餌場になっている草原には美しく照らされたセキセイインコが飛び回る。
万単位の大群を置いて移動してきたわけだが、それはこの地域が比較的我々に研究されており、例えその数が最大で1000羽程度であっても色々なシーンを見られる自信があったこともある。キャンセルしても戻ってこない宿代が勿体無いという理由ももちろんある。
これぐらいまで接近して撮るんなら数百羽だろうが数万羽だろうがもはや関係ない。
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2019年02月24日
雲が集まり出し、ついに久々の雨が降りそうになってきたアウトバック。朝一は餌を採ったりしていた群れもいたが、日がある程度登り出したらほぼ全てのセキセイインコの群れが同一の方角へ向けて、ほぼ同じような高度で移動を開始した。それは無限にも思えるほどの深みで地平線の方からも途切れることなく湧き上がって「一斉移動が始まった瞬間」に立ち会うことになった。むしろこれを見るのは一番難しいのでは…
セキセイイン
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2019年02月21日
既に公開済みの動画、“野生のセキセイインコ15万羽! AAK Nature Watch”に収めきれなかったその他のシーンを収録。数を伝えるシーンではなく、彼らがとてつもないスピードで動き回り餌を採りながら移動している生態に注目したい。早送りじゃないぞ!
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2019年02月19日
推定15万羽の大群を朝見て、日中村へ戻ってきて休憩。何しろ外は気温43度、私は誰もいない宿のプール(苔でヌルヌル)に浸かりながら周囲にうじゃうじゃいるセキセイインコや時折混じるオカメインコを1人で見ていた。普通ならこのモーテルの敷地だけでも十分な野生インコ観察だ。
午後は各自モーテルで画像整理とかして過ごす。アウトバックでは午後2時になっても3時になっても気温は上がり続けるので午後のプライムタイ
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2019年02月13日
セキセイインコの群れは地上にいる人間を気にしないので、すぐ近くで餌をとる群れもいた。鳥というよりもなんか大きめのバッタかトンボの群れみたい!
青空はインコで埋め尽くされた。この厚み!インコファンよ、死ぬまでにこれを見なくても後悔はないか?
順光にしたり逆光にしたり色々な絵を撮らせてくれる。
砂漠の国、オーストラリア。ここの最高気温はほんの43度だぜ。南の方は49.5度だったそうだ。
群
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2019年02月11日
一番優秀な電話会社を使っても、オーストラリアの国土の9割において携帯電話は圏外になる。しかし私は衛星携帯電話を持っており、セキセイインコの大群が暴れまわっているここはある牧場の一角であることを把握するとすぐに所有者を割り出して電話をかけ、立ち入り許可を貰った。アウトバックをさすらって何千日。本当に深く私はオーストラリアの田舎を愛し、理解している。さあ牛の上に何万という野生のセキセイインコの群れが飛
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2019年02月07日
10万羽のセキセイインコを求めて/その2からの続き。
結局ニュースになるような大群は見られなかった第一次遠征だったが、そのおかげですでにウィントン地方から群れが移動していることがはっきりした。であれば他のエリアを探すべく会議の上インコオウム写真家のO君を別の方角に派遣した。まだ数百キロ圏内のどこかにいるはずである。
2−3日して第二次遠征隊の出発の前日、O君から「2万羽の群れを見つけました!」
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2019年02月05日
10万羽のセキセイインコを求めて/その1からの続き。オカメインコも到着。
そういえばこの地域は砂漠であり村々の水はどこからまかなっているかというと、地下水。いわゆる井戸水なのだけど井戸の深さは東京スカイツリーがおよそ2本縦に収納できる深さとなる1200m。実に1200mも地表から掘り下げないと水が手に入らないのがオーストラリアで、もうそれはダイヤモンド採掘並みの規模の水道水だといっていい。全ての
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2019年02月03日
2019年の1月上旬。クィーンズランド州西部に10万羽規模のセキセイインコが発生していることがインターネット上や一部のローカルニュースで報道されていたが、これまでの経験から私は「野鳥に関して、一般の人々の言うことはまるであてにならない」という持論から静観のスタイルをとっており、日本のインコ写真家のO君が「来週向かいます!」と連絡してきたときも「…他に何人か集まるなら行こうか?」という消極的な姿勢を
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2019年06月07日
今年もセスジムシクイ類調査の時期がやってきた。15年近く続くこの調査はオーストラリア野鳥の会クィーンズランド北支部によるもので、年によって違うが基本的には2週間から4週間(!)原野でキャンプをしながら、スキルが要求される相手であるセスジムシクイ類を探していくものだ。今年で四年連続の参加で私は毎回およそ2週間の参加。私は現役世代なので流石に4週間もボランティアをしていられない。
1年目は散々な成績
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