2013年07月27日
たまにはバードウォッチングツアーの報告でも。
オーストラリアガマグチヨタカのペア。野辺山で長年フクロウ類の調査のお手伝いをされている方々でフクロウ系に特別な思いをお持ちという事が途中で分かり行程を修正した。
「こんな青空背景にフクロウを見るなんて(おもしろい)」
私は公式なガイド中は自分の一眼レフを使った撮影をしない。ワイバードのガイドは皆そうだし、ガイド中は自分の為の事はすべきでなくガイド
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2013年07月19日
鳥類学の用語で、「本来の生息圏を超えて大挙して現れる事」を【侵入】という。ツンドラ地帯のネズミ(タビネズミ)の数の変動にシンクロしたシロフクロウによる南方への侵入が有名。今冬、ケアンズ周辺に現れているチャイロハヤブサに対してはこの侵入という表現を用いるのが適切ではないかと思う。
例年冬〜春の間ぱらぱら見かける程度のチャイロハヤブサが、今冬は一日フィールドにいると計20羽、30羽といっ
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2013年07月06日
2011年まではケアンズ周辺ではそれほど見かける事の無かったシロガシラツクシガモ。ある日現れたつがいが一気に5羽のヒナを育て、2011年2月からそのままずっと同じ池で全員暮らしている。
>2011年の時の記事
そのペースで毎年5羽とか育っていったらねずみ算的に数が増えそうだけど、やはり外部の血が入らないとダメなのか2011年が特別だったのかその後はだいたい一定している。このシロガシ
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2013年06月29日
冬になるとヒジリショウビンが増える。それも通年ヒジリショウビンがいるようなエリアではなく、ナンヨウショウビンが普段居るような場所に増える傾向がある。
もちろんナンヨウショウビン達は通年ほぼ不動。
冬に増える渡りのヒジリショウビン達は、本来好む環境を渡った先で希望通り確保できなかった結果変なところにいるような気がしている。なにしろ一定しない。
管理人はケアンズを拠点にバードウォ
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2013年06月22日
黄昏の干潟で...
管理人はケアンズを拠点にバードウォッチングのガイド業を営んでいます。お気軽にご利用下さい。ご依頼/お問い合わせ
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2013年06月15日
チャイロハヤブサはハヤブサと違って、断崖や空中よりも林によく見られる。ユーカリの森を通る未舗装道路脇等の低い木の上でよくこうして獲物を見張っていてあまり動かず、飛ばない。実際彼らは空を飛ぶ小鳥も襲ったりするけど、おもに地表のネズミやトカゲといった小動物を穫っている。そう考えればチュウヒ的な長めの足(足の長さがよくわかる過去の写真)、遅めの飛翔にも説明がつく。一般的なハヤブサ類とは生活が異なる。
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2013年06月09日
長く細い嘴で、木の根の隙間や樹皮の間、落ち葉などから昆虫をとるオーストラリアマルハシ。単独やペアで見る事はまず無くて数羽から十羽といった小集団で見られる。
通常それは血縁の群れ。オーストラリアマルハシをふくめ全マルハシ4種が前年に生まれた子がそのまま縄張りに留まり、両親の繁殖を手伝う共同繁殖を採用している。共同繁殖が知られているのは世界で300種、鳥類全体の3%未満ながらオーストラリア固有
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2013年06月02日
ケアンズでは手を伸ばせば触れる程にキバタンに接近できることもある。ここの群れは人を怖がらない。右の女の子とオウム達との距離に注目。
理由の1つはMeraleucaの木の上に穴があって水場になっている。イヌやネコからも安全で除草剤や油といった人為的異物の混入の無い水場は人気で順番待ちが出来る。
また公園をぐるりと好物の松やアーモンド、マメ科の木が囲んでいる。この小さな公園だけ
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2013年05月26日
多くの場合単独で、草原や農地、湿原や干潟を歩き回るカオジロサギ。
青灰色の羽はなかなか美しく、俗称で「Blue Crane(青きツル)」というのがあるくらい。
上空警戒。
学名
Egretta novaehollandiae
英名
White-faced Heron
もちろんツルではなくEgretta(サギ)なのだけど。
管理人はケアンズ
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2013年05月20日
Sarah Legg著に「ワライカワセミ〜ブッシュの王様」という一冊があるように(良書です)カワセミとしては世界最大のサイズと重厚な嘴でもって、王様かどうかは微妙ながら食物連鎖の上層に居るのは確かなワライカワセミ。ヘビを食べるイメージが強く、開拓時代にはそれが一人歩きして各地にヘビ対策用として移入された過去もある。ところが実際はヘビがワライカワセミの食事に占める割合は低い。
単体やつがいだ
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