2022年12月08日
パース市を起点にオーストラリア南西部を8日間ご案内するお仕事を頂いていて、それが始まる三日前に現地入りした私はパース空港につくや否や、一直線にカメラ屋さんへ向かった。なぜなら出発前日にCanonカメラ1DXと100-400mmレンズが外れなくなり、かつ撮影もできないという故障が発生。ニコンを売ってしまったいま野鳥撮影ができる唯一のセットを一時的に同時に失う形になって何時間か悩んだのだ。それは
諦
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2022年10月18日
(8月末の話)オーストラリア内で観察してきた野鳥が700種を大きく超え出すと、もうあまりまとまったライファーが残っている土地はオーストラリア大陸広しといえどもそんなにはない。アリススプリングスあたりに2-3種、ブルームあたりに2種、ナラボー平原あたりに2-3種、放浪性のミツスイが2種、それ以外ではヒメフクロウインコとかニシキジインコとかテンニョインコとか、ニュース記事レベルのウルトラ希少種が大陸の
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2021年03月23日
超過疎地域が広大にあるオーストラリアでは通常の救急車は用を成さない。飛行機バージョンの救急車ともいえるフライングドクターサービスのパイロットだったNは、長年過疎地域の無名飛行場や私有地の滑走路といった管制塔も気象情報もなく、行ったこともなく照明もないようなところへぶっつけ本番で乗り付けては多くの急患の命を救ってきた。一切のコンピューター制御や管制を受けることなく操縦桿と目視だけで初見の荒れ放題の土
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2020年11月22日
このコマチスズメの水場でランチを食べることにし、しばらく座っているとどんどん近づいてきて水を飲んで行った。なお、オーストラリア人調査員にとってランチとは「クラッカーにアボカドを乗せて食べること」または「クラッカーにチーズとベジマイトを乗せて食べること」「クラッカーにツナ缶を乗せて食べること」を意味することがこの6年間多くの観察で確認されており、お湯を沸かしたり何かを焼いたりするようなつもりでいると
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2020年08月03日
オーストラリア国内に5つの亜種があるハイイロモズツグミ。『ハイイロモズツグミの写真を番組で使用したい』とのことでサイト上にあったものを探してみた。なお商用の場合は有料です。それはこの数年一貫してます。
これはタスマニア亜種だな
これはアリススプリングス亜種の若だな
これもアリススプリングス亜種だけど成鳥だな
これは地元北クィーンズランド亜種だ。このブログは16年休まずに続いているので他にも
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2019年12月02日
よりによって砂丘のそばの丸太小屋である宿にて猛烈な強風に見舞われていたわけだけど、オーストラリア南部の気候の気まぐれさはこれまでの体験から身に染みている。結論は「天気予報がなんと言っていようと、一切信じずTシャツ一枚で過ごすところからダウンジャケット、手袋、ニット帽まで必要」だと思っている。
例えば左のスクリーンショットは滞在当時の週間予報だが、朝の最低気温5度にこの台風のような強風が加われば体
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2019年11月30日
ヒガシキバラヒタキの巣は樹皮がめくれているところ。日本など人口が過密している土地では営巣の写真自体がイエローカードという国もあるみたいだけど、人口密度世界最低の国の一つオーストラリアではそうではない。あなたが望むなら、この国では1週間誰にも会わず、一台の車さえ見かけず旅を続けることもできる。しかも道路間際の木、高さ1mに営巣するようなタフな思考の個体は問題ないと考える。アメリカ人の野鳥写真ファンの
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2019年01月30日
あれは2009年11月のこと。
マウントアイザ郊外に発生したセキセイインコの大群(一万羽以内)に立ち会うことのできた私とO君はそれ以来もう一度あの光景に出会う事を推進力に私は野鳥ガイドに、O君はインコ写真家として本格的に昏倒していった。程なくしてYさんもそれに加わり、神出鬼没な野生のセキセイインコの大群を求めて過酷なオーストラリア内陸部で多くの月日を費やしてきた。
私はマウントアイザに10年間
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2018年10月13日
マウントアイザ・ボーリア方面は野生のセキセイインコの繁殖地でもあり時期と降水量が正しければ営巣もよく見られる。
別にインコやオウムばかり追いかけているわけではなく、例えばこのセジロツバメ(White-backed Swallow)やムネアカミフウズラ(Red-chested Button-quail)(ポイント見つけました)、ジサンショウクイ(Ground Cuckoo-shrike)な
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2018年02月23日
いよいよバーズビルトラックに突入した。この道はマッドマックスのようなトラックか、マミジロセスジムシクイやクロオビトビを探す変態バードウォッチャー以外はまず通行する人もいないというオーストラリアの中でも上位のスーパー僻地であって間違えても個人でレンタカーで行こうとか考えさえしないほうがいい。屈強なオーストラリア人でもツアーで行くから。
なお世の中には1日あたり保険込みで2.5万円とか出せばラン
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